住宅リフォーム推進協議会 リフォームよもやま話

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第77話 リフォーム&リノベーション
 リフォームといっても千差万別です。洗面台を取り替える・トイレを取り替えるなど、建材を交換するリフォームからTVや雑誌に出てくるような劇的リフォームやリノベーション(進化した再生) 、そして耐震リフォームなど。
 また、リフォームの施工内容も、既製建材の中から選ぶリフォーム(坪単価リフォーム)や当事務所が行っているようなクライアントの生活空間を一緒に作っていくリフォーム(自然素材オリジナルリフォーム)などいろいろです。
 HPや雑誌でも、いろいろな会社や工事事例が掲載されています。また、施主が建材を支給するタイプのリフォームのHPも存在します。最近は建材単価がオープンになっていますが、それでも、建材単価に利益を上乗せしている会社はたくさんありますから、こんな業態が成り立つのでしょうね。
 情報があふれ過ぎのような気がします。良い情報・悪い情報も・・・
 消費者にとって本当に良い情報とは何なのか?プロの私が検索しても、わからない事が多いように思います。また、私たちプロが間違った方向に導いているように思うことも多いですね、このごろは。
 リフォームを行うクライアントは、家という大切な財産をリフォームするのですから、真剣に依頼先を探すのは当然だと思います。でも、誤った方向で考えるクライアントの方もいないわけではありません。ここでびっくりするようなお話をご紹介します。
 リフォームを検討しているMさんが、3社のリフォーム会社から見積りを取ったそうです。A社、B社、C社から三社三様のプランと見積りが出てきます。どの会社も自社の得意とする提案と見積り金額を出してきたのでしょう。
 Mさんは、なんとその見積りを見比べ、3社を呼んで、次のように依頼したそうです。全体プランとキッチン工事はA社に、A社のプランを基にお風呂の工事をB社に、同様にA社のプランでフローリングの張替え工事はC社に発注しました。(どこのリフォーム会社も受けなかったそうですが・・・)
 見積りを取って、施工部位ごとに一番安い会社に依頼する、“いいとこ取り”ってやつですね。わたしはびっくりしました。家族の大切な空間をリフォームする会社を決めるのに、まるでスーパーの特売品を買うような感じです。これも間違った情報の伝え方をしている、われわれプロに責任があるのかもしれません。
 見積り・プランの設計は無料ですよ。では、その費用はどこらから出てくるのでしょう?(ではこの費用はどこから出ているのか。実際に依頼された方の上にその無料の方の費用が載っているのでは?)。現場確認もしていないのにプランや見積りが出てくる。どうしてこんなことができるのでしょう?そんな見積りやプランを基に、クライアントはリフォーム依頼を検討する。そんなやり方は間違っているとわたしは思います。
 リフォーム会社は、このプランや仕様がクライアントに必要なのかをよく説明することが大切です。クライアント自身も、そのリフォーム会社が手がけた事例を訪問するなど、勉強しなくてはと思います。クライアントと施工会社が一体となって、同じ視線でリフォームを進めるのが、本当のリフォーム&リノベーションだと思っています。
 本来、プロと呼ばれる方は、クライアントの生活空間を考え、将来の家族の変化にも対応できる空間を予算と戦いながら、一緒に考えていくものではないしょうか。

 『住まいは 生きているもの 家族と共に成長するもの』
 『住まいは 安心して 安全に 快適に 暮らせるもの』
 『住まいは 買うものではなく 作り上げていくもの』


私はこのように考えています。

(有)横田満康建築研究所
   所長 横田 満康

<京都>
〒607-8165 京都府京都市山科区椥辻平田町149
TEL:075-594-4525 FAX:075-594-4535
<東京>
〒135-0024 東京都江東区清澄2-10-5
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