住宅リフォーム推進協議会 リフォームよもやま話

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第71話 損得より善悪を考える
 私は1970年に建築会社の下請内装工事の喜多室内装飾を個人創業致しました。創業当時から建築業界の「お客様不在体質、策略的体質、下請業者に対する姿勢」などを見て、建築業界に疑問を感じておりました。
  その事を尊敬する先輩の経営者に相談致しましたら、商業界の箱根ゼミナールに参加を勧められました。そこで私が眼の鱗が落ちる思いをしたのが商業界商売十訓の第一章「損得より善悪を考える」でありました。私はこの言葉に出会って当時県内NO.1であった下請内装工事の喜多装飾株式会社を廃業する覚悟で、北陸3県では最初の住宅リフォーム専門の現在の会社を設立致しました。私は設立当初から取引先の人は年齢には関係なく全て「さん付け」で呼ぶ、決めた価格は一円も値切らない、手形は発行しないで100%振り込む、飲み食いの交際は一切禁止、お中元、お歳暮も禁止、と決めて経営してきました。
  私たちの住宅リフォーム業は、大きな建築工事の工事監理者と違い、監理者は常時数件の現場を担当しており常駐する事は出来ません、ですから私は人間尊重の一体感的考え方で工事現場で働いてくれる職人さんたちとの信頼関係を一番大切に考えて来ました。そこで私は、職人さんとの信頼関係を一層深める為に、職人さんが、お客様から褒められたり、期待水準以上の行為をしてくれたら、担当者に私に報告する様に話しております。そしてその事をお礼の文章と絵手紙にして職人さんに届けております。
  「損得よりも善悪を考える」−この信条は次世代にも伝えたいと思っています。

喜多ハウジング株式会社
代表取締役 喜多計世
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