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第45話 リフォームと改修の言葉の違い
当社は、創立以来新築工事ではなく既存の建物の改修工事をメインにしている会社である。また、住宅の内装工事でも○○リフォームではなく、○○改修工事と名称を付ける傾向がある。
なぜなのか。正確にはわからないが、住宅よりも元々事務所ビルなどの現状復旧や修繕、模様替え等の工事を数多くやってきたからなのだろうか。 私自身も工事名にリフォーム工事ではなく改修工事と自然に付けている。 しかし、ホテルや事務所、病院などの内装工事ならともかく、住宅の内装や水廻りの工事でもほとんどの場合、改修工事と名づけるのが入社当時から少し疑問に思っていたので、今回良い機会なのでこの二つの言葉について注目してみたいと思った。 この二つの言葉についての私の個人的なイメージを述べる。 「リフォーム」とは、言葉のイメージは柔らかく、一般へ広く普及している。主に住宅や小さな店舗等の小規模な工事。使いにくいところ、不具合がある箇所を理想の居場所へと改善する。 「改修」とは、言葉のイメージは堅く、大きな建物の工事。 修理と言っても徹底的に修理し改善をしたりいろいろな箇所を工事する、又、事務所を元の形に復旧して次の使用者へとバトンタッチする、という感覚を持つ。 上記はあくまでも個人的意見であるので、私が持つ建築辞典で、この二つの言葉について調べてみた。 『改修:初期性能や初期の機能向上させる内容をもつ全面的な修繕』 同義語は、「改装、改造」。 『リフォーム:建設後年数を経て陳腐化した建物の内装、外装、設備、デザインなどを改良すること。広義には増改築を含む改修もさす。』 同義語は、「模様替」。 やはり二つの言葉の意味は似ているようだが違うようだ。 意味を比べると「リフォーム」の方が部分的な工事で全面的な工事は「改修」と呼ぶのか。 自分で出した言葉の違いの疑問だが、どこまでの規模をリフォームと呼び、どこからを改修と呼ぶのかを線引きをするのはやや難しい気がする。 ただ、この二つの言葉の使い分けよりも共通して言えることは、今ある建物を工事することにより、お施主様や関係者との出会いを大切にすること、又完成した後のお施主様の喜ぶ笑顔や感謝のお言葉(時には苦情でも)をいただくことが何よりもの報酬だし大切だと思う。 そして、このことが二つの言葉の最終的な隠れた意味なのではないだろうか。 また、机に向かってばかりではなく、日々四季を感じ、町を歩き、情報に敏感になり頭を柔らかくすることも大切だと感じている。
(株)シミズ・ビルライフケア
設計部 鶴原 義子 東京都港区芝浦1-2-3 シーバンスS館21階
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