住宅リフォーム推進協議会 リフォームよもやま話

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第32話 中途半端な自分を省みて
 何時の頃からか、講師というものを頻繁に行うようになっています。自分の仕事を改めて考えてみると、お客様と打合せをして、図面を書いて見積りをして、工事の管理をしながら一日の終わりは現場の清掃片付けです。

 工事が終わり請求書を書きながら、追加工事がある場合には出しづらく思いながら、工事代金を頂くとホッとします。建築の世界に入って、26年が過ぎました。設計が専門でもなく、職人でもなく、それなのに所属団体からあれこれやってといわれると、なかなか断れなくてほとんどのことを引き受けてしまっている。ということで、何となく中途半端な仕事をしているように感じることもあります。

 先日の増改築相談員の更新講習は、先輩たちがたくさん受講していました。講師よりも生徒の方が知っているのにやらなくてはいけない、時間が早く過ぎてしまえ、とばかり考えていました。受講者から特段の質問はありませんでしたが、なんともやいづらいものでした。講師をしてみると、自分が一番勉強しているなと言うことが分かり、また自分の仕事に照らし合わせてみてプラスになります。

 その昔、住宅の品質確保の促進等に関する法律の「住宅性能表示制度」の講習も何か突然やってきたという感じです。三日間の講習は、講習以前にパソコンの使い方から始まりました。200人ほどの参加者の熱気にも圧倒されましたがパソコンにも苦労をしました。講習会が終わったらもう講師になりなさいということで、初めの頃は時間に追われ教本を読むだけで、講習参加者のことは・・・でした。しかし、回を重ねると不思議なものでそれなりになって行くものです。今は懐かしくなりつつありますが、性能表示制度を受ける件数は年々増加しているようです。

 シックハウスに関しても講習を受け、講師をするようになってしまいました。役所のチェックも細かくなって現場の対応も手間もかかり、厳しい現況下で施工費が高くなるのをお客様に納得してもらうのに苦労がまた一つ増えた。・・・私としてはこの法律をどう思えば良いやら。

 今一度自分の立場を考えてみると、新しいことが増えるたびに講習を受けて、講師になっていくことが増えるということのようです。自分のためになると考えてやっていますが、もっと自分の仕事が忙しければ断れるけれど、と思うこの頃です。
月松建設株式会社
一級建築士 月居 利久

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