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第30話 住宅リフォーム25年目の貴重な体験
平成15年12月中頃、住宅リフォームの現場実例等でテレビ番組にレギュラー出演されているある有名な先生から、リフォーム工事を計画中のお客様をご紹介していただきました。そのお客様は、先生の番組を見られ、お電話をしてこられた方でした。
早速、お客様と連絡を取り、第一回目の打合せ(ヒアリングが主)を行い、介護認定を受けておられるお母様が安全で安心して暮らせる住宅改修が今回の主な目的で、ご本人(娘さん)も同居して暮らすこと、建令30年の住宅全体の改修も含めての提案、という内容でした。また、一年ほど前に他社にて検討し契約一歩手前までいったがうまく行かず、今回の出会いとなったとのことで、当社も気合いを入れ取り組む方針をとらせていただきました。 まずは当社のスタッフ、協力業者と入念なる調査をしました。大きな音や声などに敏感なお母様に細心の注意を払いながら、およそ週一回のペースで打合せを進めました。昨年、契約寸前までいかれただけあり、よく勉強され、住まい造りの知識も豊富で慎重に打合せをされている様子でした。ご本人様が描かれた図面もかなり正確で、家具の配置等も良く研究しておられました。 入念な打合せ、幾度もの図面の書き直し、またご紹介の先生の同行等により、およそ1ヶ月半程で大筋のプランがまとまり、図面を仕上げて見積書提出の運びとなりました。 しかし、お客様のご予算に合わない(昨年検討された金額との違い)とのこと。再度お客様と打ち合わせの上、プランを修正して最終ご提案とお見積書を提出することとなりました。およそ二ヶ月間の入念な打合せにおけるお客様のご意見、ご紹介の先生のご意見に、当社25年の蓄積ノウハウも織り込み、トータルで我々の気付く最良のプランで最終的にご提案させていただきました。そのため大幅には予算がダウンすることはありませんでした。 お客様にご検討していただき、ご連絡を頂戴することになりましたが、なかなか返事はなくおよそ20日間経過し、やっと結論が出ました。その答えは、お断りと全てを白紙に戻してほしいとのご連絡が、ご紹介の先生を通して最終的にありました。ご紹介の先生、お客様、当社、皆がお互いに一生懸命約3ヶ月間、貴重な時間&お互いのエネルギーを費やし取り組んだ結果が、全てを白紙に戻すということでした。 何故このような結果になったのでしょうか。どうしたらこのようなことを繰り返さないでいられるでしょうか。皆様はどう思われますか。 私の結論はこうです。いかなる人の紹介であれ、またいかなる人であれ、大筋のプランの時点で必ず概算予算を出し、お客様の予算と照合させていただく。そして話を次に進めるか否かを決めるべきであった、ということです。幾度も同じような事を繰り返し、その都度反省をしてきたわけですが、今度ばかりはもう二度と同じ事を繰り返してはいけないとキモに命じ、自らに厳しく誓いました。 25年目にして本当に貴重な体験をさせていただきました。ご紹介者、お客様に心より感謝いたします。それと同時にご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
(株)九総ホーム 代表取締役 田中 勇
〒811-3114 福岡県古賀市舞の里3丁目4-5 トライズビル2 TEL 092-943-5585 FAX 092-943-5594
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