住宅リフォーム推進協議会 リフォームよもやま話

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第29話 リフォーム“それは家族の絆を強め生活の質を高める”
 リフォームという言葉が一般的になったのはごく最近のことである。バブル景気の20年前には建築業者はもとより水周りの住宅設備を中心とするメーカーも本気でリフォームに取り組もうとは大多数はあまり真剣に考えていなかった・・様な気がする。

 今年23年を迎える(中)日本増改築産業協会が谷口会長をはじめ数人の有志によって全国の工務店、増改築業者や住設、建材メーカーに参加を呼びかけ任意団体、日本増改築産業協議会として設立されたのは丁度その時期だと聞かされた。当時はまだ少子高齢化傾向の前で、今のように空間の質を高めるリフォームよりも一部屋増やすといった増改築が一般的であり、異業種・異業態からの参加で業界のまとまりや産業としての態をなして居らず、あたかもカオスの状態であっただろうことは容易に想像できる。今日のリフォーム産業のリーダーたる団体にまで成長してきたのは、先達のエネルギーや単にバブル崩壊や急激に訪れた少子高齢社会などの経済的社会的現象のファクターばかりではないだろうと思っている。

 動機はいろいろあるだろうが、“新築は減る傾向にあるから増改築、リフォームを生業(なりあい)・本業とする為に、若しくは今後を見据え、事業の一部として取り入れよう”と参入し、私も含め多くは仕事を続けるうちにリフォームの魅力とミッション(使命)に目覚め始めたのではないだろうか。当初はまずビジネスとして儲けありきが最優先で顧客探しのための価格訴求のチラシなどのハウツーを追いかけ、生活者を惑わすようなこともあったであろうことは想像できる。仕事を続けるうちに“どうするか、から如何にあるべきか”を自然のうちお客様に教えられたのではないか・・意図する、しない、にもかかわらず・・。お客様の喜ぶ声によってその社会的責任、仕事への誇りを認識するようになってきた。

 ここにお客様の声を紹介しよう。
“確かにリフォームを決意するまで、契約をしてからもあの解体が始まった途端、後悔したわ。やらなければ良かったって。でも徐々に工事が進み、家を建てた時の想いと家族の歴史を残しながら形ができてきたときには、本当に感動の涙が流れてくるのを止められなかったの。・・この工事に携わった人たちともう毎日会えないのかという感傷もあったかもしれないけれど・・そして不満に思っていた今までの住まいが理想の住まいに生まれ変わったことで、家族のお互いの気持ちまでなんだか優しくなったの。・・・ ありがとう。”

 私の眼にも熱いものがこみ上げてくる。 素敵な仕事に出会えた私たちこそ本当にありがとう!
(中)日本増改築産業協会 副会長理事
(株)ドクターリフォームサンセイ
インテリアデザイン一級建築士事務所 会長
一級建築士 山口 慶之助

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