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第23話 親への贈り物
Mさんから久し振りに電話があった。以前に屋根などの修理工事を頂いたお宅である。
早速訪問、今度はスロープの新設と手摺りの取り付け等の依頼であった。以前伺ったときには気が付かなかったが、Mさんのご両親が高齢(父親88歳、母親85歳)のため、しかも母親が歩行中に転倒して骨折、手術を受け病院にてリハビリ中で退院しても今のままでは大変危険なうえ、足の上げ下げも辛いということでした。
Mさん宅は築後約35年の80坪の平屋建て、玄関の上り框の高さが高い、トイレには掴まるものがない、風呂は在来でタイル張り、洗面脱衣場の洗面台はタイル被覆で使いにくい、縁側との段差が大きい等が打合せでの主な改造場所であった。 工事内容は打合せに忠実に、玄関はポーチから玄関までは緩いスロープに仕上げ、玄関建具はサッシに取替、手摺りを新設。トイレの床は5mmのクッションフロアー仕上げ、壁には入り口から手摺りと跳ね上げ式のパブリック手摺りを新設、併せ輻射熱パネルヒーターを取付けた。風呂は暖房付き、手摺り付きのユニットバス(サイズオーダー品)。脱衣場は暖房設備新設、洗面ユニットの採用、壁に浴室まで手摺り新設。縁側は蹴上げ110mm、踏み面300mmの階段とし、手摺りを取付けた。(介護改修工事の補助金を申請)また浴室はお湯張りが全自動となり、しかも台所とインターホンで会話が出来るシステムを提案。少々工期は長くなったもののお住まいになってからMさんのご両親から大変喜んでいただいた。 Mさんは定年を迎えたとのこと。今回の工事はいわば親への良い贈り物となったとMさんからも感謝のお言葉をいただいた。
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