住宅リフォーム推進協議会 リフォームよもやま話

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第21話 お客様に教えられたこと
 この1年の間で、3回程改修工事をさせていただいているお宅があります。 奥様はお母様の介護をしている方で、お母様をセンターへ預けられる4〜5日の間で可能な工事を行う、というパターンです。

 度々の打合せの中、身の上話や趣味の話などに及び、3度目にはお互い慣れたもの、という関係になっていました。この3度目の工事において発生した「追加工事」の契約に対し、ご主人様から「待った」が、かかりました。「追加の内容に納得がいかない」「私も叱られました」と、奥様からの電話でした。

 「値引きかぁ。幾らなら払ってくれるのかな?」とブルーな気持ちで、見積もり明細を持ってご主人を訪問。当初契約の工事範囲の確認、現場で追加に至った経緯、そして月末のバタバタでサインをもらうことに一番になってしまった私の怠慢をお詫びしました。すると、あっさりと契約書にサインして頂きました。(今思えば、最後の件が一番の原因です。)それに加え、「あなたの名前の字画は、この仕事、向いてますよ。でも、落ち着いて仕事をするように。頑張って下さい。」と、おっしゃったのです。

 また奥様は「工事を細切れにすることで割高になっていること、当社が決して安い価格では無いことは承知している。希望を叶えてくれると信頼して、工事をお願いしている。なあなあに済まそうとした私も悪かった。」このご夫婦のお話を伺い、私はお客様に対して抱いた感情をとても恥ずかしく思い、頭がカーッと熱くなりました。

 私はデザイナーになれない。お客様と「合作」ですまいを作るのだ。そう思っていた私でしたが、今回は悪い意味での営業マンになってしまっていました。「合作」のパートナーとして信頼してくださったお客様に大変失礼を働いてしまいました。

 値引きだ、売上げだ!も大切ですが、「初心忘れるべからず」。お客様に感謝。そして4度目の工事に伺えることを楽しみにしています。
木下工務店住宅販売(株)インテリア部
村山 由紀

東京都新宿区西新宿8-19-3新宿木下ビル2F
TEL 03-3366-6551
FAX 03-3366-6521
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