住宅リフォーム推進協議会 リフォームよもやま話

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第16話 親子のリフォーム
 あるご高齢夫婦Kさんより、キッチンをリフォームしたいとのお話でお伺いしたところ、かなりの老朽化。築後どの位?とお聞きしたところ約30年、老い先短いので余りお金は掛けたくないとのこと。

 しかし私は老夫婦のことを思い、キッチンは椅子に座って出来るタイプ。レンジはIH式。アッパーキャビネットは昇降式。それと食器乾燥機等を勧めました。またお茶を飲みながら話をしていたら、旦那さんの血圧が高めとのこと。ヒートショックのことが頭に浮かび、既設のお風呂場に浴室暖房機をつけた方がよいと勧めましたが、先がないのでキッチン以外お金を掛けたくない。子供でも家に入ってくれればお金を掛けるが…。なんとも言えずこんな老夫婦の家庭が多くなっていくことに疑問を覚えながらその日は帰りました。

 二日後、息子さん夫婦も交えてお話をしたい旨K様夫婦にお願いをし、その週の日曜日に打合せの機会を持つことが出来ました。その場で私のリフォームの提案とともに色々な話(内容は込み入っているので書けませんが)をし、結論として当初の提案内容で工事をすることになりましたが、今回の工事は考えさせられることの多い工事でした。

 Kさん夫婦からは工事をして良かったと言って頂きましたが、これには息子夫婦と本音の話が出来たこと(機会を作った)の、お礼も含まれているのではないかと思いながらKさん宅を後にしました。

 少子高齢化が進む中、高齢者=バリアフリーに手摺りみたいな考えだけでなく、子、孫、その他の人とのコミュニケーションをよりとり易い提案等、高齢者に対するリフォームのあり方について深めていきたいと思います。
高野建設(株)
専務取締役 高野 睦

〒950-0963 新潟市南出来島2-7-32
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