住宅リフォーム推進協議会 リフォームよもやま話

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第13話 感激をありがとう
 仕事を通じて社会に貢献できているな、と実感できることはありますか? 私は介護保険がスタートして、高齢者や障害者のためのバリアフリーや手摺りの取付、福祉用具等(簀の子)の住宅改修に関わることになって、はじめて実感しました。 (数ある中の一つ)

 Kさんは60代の後半「足が不自由(杖なしでは歩行困難)なためシニアカー(電動車椅子)を利用したいので車庫を造りたい」と、Sケアマネジャーに相談したのが私との出会いの始まり。

 前もってSさんから「Kさんは色々と細かい点までこだわる方ですから…」と忠告もあった。数回打合せをして見積を作り、お届けに行くと「門扉の高さが低すぎる、両開きに出来ないか、もっと安くならないか」等々、次々注文が出されて、見積書を作り直すこと4回で合意、やっと着工の運びとなった。

 工事が始まるとまたしても「屋根が低い、サイドスクリーン取付、手摺りの高さを高く」等々注文が追加。工事も中頃、朝現場に行くと前日取り付けたばかりのサイドスクリーンが、バラバラにされてはずされていた。訳を尋ねると「こんなの俺、気に入らないよ」と。「Kさん、土間コンクリートが乾いたら打合せして気に入るように取付けますから」と、なだめて工事を続けた。車庫の屋根の切り詰め、サイドスクリーンの再々取付け直し、とび職のTさんに無料で手伝ってもらった道路からの入路のコンクリート製車止めの重機での移動、完成までに色々ありました。完成間近の頃、Kさんと現場を見ながら私は「職人さんはKさんのため一生懸命やってくれましたね」と言ったところ、Kさんは「ウーン…」と苦虫を噛みつぶしたような顔…?

 完成後、Sケアマネジャーに様子を聞いてみると「使いやすく出来てKさんも喜んでいましたよ」と話してくれた。後日、集金に伺うと「良くできたよ」と笑顔を初めて見せた。

大変だったけど、感激をありがとう。
建設ユニオン八潮ネットワーク会員
建築大工 千葉 壽憲

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TEL 048-995-6903
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