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第4話 リフォームあれこれ
神奈川県の築20年以上になる、マンションの出来事である。
営業店舗の若い社員から「ある物件が受注できそうです。金額というよりか、当社の技術力と、提案された内容が信頼頂いたようです。」との報告。内心では他社より提出した見積金額が高いと言われ、ダメかと思っていたのである。
きっかけは「キッチンレンジフードの調子が悪いので見に来てください」であった。「前にリフォームしてから、何となく吸い込みが悪く感じていた」とのことなので調べてみたら、レンジフードから縦ダクトに接続するところで大きなミス(竣工図では防火区画処理のための防火ダンバー設置になっていたが、未設置)を発見。このため吸い込みが悪く、臭いも消えることがない状況であった。もし、上下階において火災が発生した場合延焼が必至の怖い状況であることや、今回の相談内容に併せ真摯に提案をしたこと、および現在のマンションの一般的な設計についても懇切丁寧に説明したことが、営業社員の信頼に結びついたようです。 同じ業者でありながら、この様な業者がいるのかと思うことと、普段からしっかりした仕事をし、信頼される業者にならねばと思った次第です。 ずいぶん昔の頃の失敗例として、苦い思い出があります。かなり高金額のリフォーム工事を受注した案件で、その一つに「電気温水器から、ガス湯沸器にどうしても替えたい」との強い要望がありました。「ダメですよ」と一度は断ったものの、施主の熱心さに負け変更をしました。案の定、管理規約で禁止されていることが他の居住者によって発覚し、規約の確認を怠った業者の責任いうことで元に戻されました。この時は本当に、情に負けずに「ダメなものは絶対ダメなのだ」ということを思い知らされました。 また、工事中にもいろいろな事、思いもよらぬ事で大掛かりになってしまった事がありました。14階からの漏水事故による13階の和室天井張り替え工事の時、(簡単に考えていたのですが、)工事開始したところで分かったのですが、天井材料の長さは3.6メートルのため、エレベーター・外部階段とも運べず7階の方のバルコニーを中継基地として借用し、ロープでそこまで引き上げさらに13階までロープで持ち上げるという、大変な労力と思わぬ出費を費やすこととなりました。が、こともあろうに、同じマンションの同じ階でまた漏水事故。さすがにこの時はクレーン車を用意することとなり、前回の失敗が大変役に立ちました。 マンションリフォームに携わって感じることは、細かくてややっこしくて、思いもよらぬ失敗もある。またうまく行くこともあり、出来上がり姿がお客様に喜んで頂くと、本当に苦労も一気に吹き飛んでしまう。やってて良かったと感じるときである。
(株)フォリス(長谷工グループ)
装工事業部 リフォーム部 小沢 英二 〒107-0052 港区赤坂3-21-6 赤坂三丁目ビル TEL 03-5570-2508 FAX 03-5570-2385
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