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第1話 可愛いい孫のために投資
Sさんには子供夫婦と孫娘二人(大学生・高校生)がおりますが、現在は神戸市北区に在住のためクラブ活動により帰宅時間が遅く心配だ、ということを子供夫婦から常日頃聞いており、もし自分の近くに適当な売り物があれば手に入れて住んでもらえば安心かつ、可愛いい孫にいつでも会える、ということで近くの不動産会社にお願いをした。早速住まいの近くの中古物件を紹介されたが、建物は昭和10年頃のもの、道路や敷地の状況等トータルに判断して購入して良いものか否か専門知識がないため調査診断してほしい、との依頼を受けた。
この物件の宅地は地形勾配五度で、南面をうけた角地であるが、道幅が私道二メートルのため建替えをするには条件が悪く、増改築に耐えうるかどうか基礎・躯体・構造材中心に診断した結果、大丈夫ということでSさんはこの物件を購入し増改築について詳細打合せに入りました。 昭和10年頃の建物ということで以下の基本提案承認のうえ見積提出、工期・金額合意(契約)、着工の手順で進めました。基本提案は構造材の狂いも少なく腐食もないので既存内外造作仕上げ材を全面取り除き、基礎・土間は布基礎ベタコンクリート打ち、構造体は耐震補強、床(1・2F)は新設、バリアフリー化、厨房機器・バスユニットの新設取替、電気・ガス水道衛生設備の引替え新設ということで新築に近い仕上げとしました。 Sさんには大変喜んで頂きましたが、完成お引渡し後の訪問で「瑕疵保証について」問題提起をされました。何年くらい保証していただけますか?には苦慮しましたが、10年間は自己保証ということで納得して頂きました。 今後は住宅保証機構の中古住宅保証制度の活用を痛感した仕事でした。
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