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173・場所別ポイント廊下幅は広げておきたいコンセントは高めに(図3-16、17、写真3-1は「高齢化対応住宅リフォームマニュアル」財団法人日本住宅リフォームセンター)性能向上リフォームガイドブックバリアフリー編食堂や居間は、一日の多くを過ごす場所です。冷暖房設備、換気設備を設けて快適な室温と湿度環境にできるように考えましょう。そのためには、大きな面積を持つはずの窓に、できるだけ断熱ガラスや複層ガラスなどを用い、冬季の冷気の吹き下ろしや結露を防ぐことです。これは、室温を一定に保ってヒートショック(※)による事故を防ぐためにも大事なポイントになります。窓は、開閉の楽なもの、手掛けやクレセントの大きなものに直せば、高齢になっても扱いやすいでしょう。視力が衰えていくことを考えれば、後々十分明るくできるよう備えておきたいものです。照明器具の使用可能なワット数を多めに取っておくと、照明器具やランプを変えることになっても安全です。将来、いろいろな家電製品を使うことも想定して、コンセントも多め、また高めの位置にしておくと、タコ足配線を避けることができ、腰もかがめずに済みます。写真3-1居間に設けた掃き出しサッシ図3-16握りやすい取手の形状※ヒートショックとは、急激な温度の変化が、身体に及ぼす影響のことです。例えば、冬の入浴時の脱衣室から浴室への急激な温度変化は、血管を著しく伸縮させるとともに、血圧や脈拍を大きく変動させます。これにより、脳梗塞や脳出血を引き起こし深刻な事故に繋がることがあります。図3-17取付け高さ