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153・場所別ポイント廊下幅は広げておきたい段差はなくす廊下は、あとで手すりなどを付けることも多いので、付けた時に通りやすい十分な幅を確保できるよう考えておきましょう。車いすの通行まで想定しておくなら有効幅850mm、角部では方向を変えられるよう900mmの幅がほしいところです(廊下幅よりは開口部幅のほうが調整しやすいので、出入口回りで曲がれるようにしておくと良いでしょう)。ただ一般的な在来木造住宅では、柱が半間の割り付けで建てられていることが多く、柱間の有効内法寸法がほとんどの場合780mm程度しかありません。構造的に柱が外せなければ、すぐには直せないかもしれませんが、もし柱の移動を考えるようなリフォームの機会があれば、将来のことを考えて、廊下幅を広げておくことをお勧めします。中途半端な段差は当然なくし、仕上げ材も滑りにくいものを使うようにしてください。古いお宅では、板敷きの廊下と和室との間に3〜4cmの段差があるので、これを解消・調整することは重要になります。床だけでなく、壁や幅木部分の仕上げにも注意は必要です。さしあたって廊下部に手すりを設置する必要がなくても、耐震補強も兼ねて下地に構造用合板を組込んでおいた方が良いでしょう。その際、足元照明の組込みも考えておいてください。(図3-11〜14は「高齢化対応住宅リフォームマニュアル」財団法人日本住宅リフォームセンター)図3-14洋・和室間の段差解消図3-13車いすが直角に回転するための最低寸法()内は介助用車いすの場合図3-12木下地の場合の手すりの取付け方図3-11柱間3尺の場合の大壁内法寸法性能向上リフォームガイドブックバリアフリー編