「長寿命化リフォーム」の提案 Ⅷ
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column74[第4章]長寿命化リフォームをビジネスに活かす 第4章の中で、住まい手の多くは長寿命化リフォームについてよく知らないと記しましたが、実はそれ以前に、維持管理方法やリフォームの実施すべきタイミングなど、住まい全般についても十分な知識を持っているとはいえない状況です。一度購入したらメンテナンスフリーとばかりに、何の手入れもせず、傷みが顕在化して初めて渋々修繕するといった、消極的な対応をする方も多いようです。 リフォームの営業に際し、事業者の皆様はお客様に対して、日常の住まいに対する関心を持たせるような啓発もぜひお願いしたいところです。 例えば、住まい手にDIYする習慣がつけば、自ずとメンテナンスを実施する意識も生まれるでしょう。維持管理を楽しい行為にすることが、建物の長寿命化につながり、ひいては資産価値の維持・向上につながります。リフォームの依頼も増えていくはずです。 いざ困った際に、どこに相談したらよいか、よくわかっていない方も多いようです。ぜひ、皆様リフォーム事業者が「住まいのかかりつけ医」となって、気軽に相談できる関係を築いてください。ストックの長期利活用時代 −−住まい手に持ち合わせてもらいたい意識項目訴求・啓発ポイント相談相手の確保● 「住まいのかかりつけ医」を持つ重要性●住まいで困りごとが生じた時、気軽に連絡できる関係性をつくる維持管理の意識●住まい手自身がメンテナンスする意識●時にDIYの実施も (楽しく維持管理)修繕積立金の準備●戸建て住宅でも、将来の修繕やリフォームのための積立金を用意しておくことの必要性ライフステージの変遷に応じた住まいのカスタマイズ●家族の加齢、家族構成、ライフステージ、ライフスタイルの変遷等に応じて、住まいをリフォームで最適化していく意識その他●次の世代の利活用方法、相続等の検討●空き家にしない意識 など表4−12 住まい手への啓発例リフォームの実施機会も増える気軽な相談相手になる住まいへの関心が高まっていく図4−6 住まい手との良好な関係を築く

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