「長寿命化リフォーム」の提案 Ⅷ
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68[第4章]長寿命化リフォームをビジネスに活かす不動産会社との提携・連携によって、「住み替え」「空き家」市場で長寿命化リフォームを提案ターゲット4第2期リフォーム住み替え客・空き家所有者空き家利活用のためのリフォーム提案「住み替え」の住まい手へのサポートを これまで多くのリフォーム事業者は、持ち家所有者をメインターゲットにしていたかと思います。しかし近年、1つの家に長く住み続けるだけでなく、年齢や家族構成など、ライフステージの変化に伴って住まいを替える暮らし方もポピュラーになってきました。 つまり、これからはリフォーム市場においても「住み続け」だけでなく、「住み替え」の住まい手をサポートする姿勢が欠かせないということです。 住み替えに際し、住まい手はリフォーム会社でなく、まず不動産会社に相談するのが一般的です。なので、不動産会社との連携強化をめざしていきましょう。逆に、自社で宅地建物取引士(宅建士)を抱え、ワンストップでの相談窓口として住み替え客を自社に直接呼び込むリフォーム会社も増えています(図4−5)。売却物件や空き家にも性能向上リフォームが必要 住み替えに際し、現在住んでいる住宅を売却するケースがあります。あるいは空き家にしていた住まいの管理の手間や負担を軽減するため、売却を希望される方もいらっしゃるでしょう。 現状の性能、内装のままでの売却だと、希望する売却額より低い価格でないと買い手が見つからなかったり、見つかるまでの期間が長引く可能性があります。仲介でなく、自社買い取りしてくれる不動産会社等もありますが、現状有姿のままでは査定額も低く抑えられがちです。 そこで、売り主が劣化対策や耐震改修を実施することで、通常より高額かつ早期に買い主が見つかる可能性が高まります。国土交通省が2017年度実施予定の『安心R住宅』も、耐震性と劣化対策はブランド付与の条件となっています。 また、今後は空き家の利活用も大きなビジネスになっていくものと考えられます。利活用に際し、インスペクションと再生手段としてのリフォーム提案が、リフォーム事業者に強く求められていくことでしょう。売却予定者耐震・耐久リフォームを提案中古住宅購入長寿命化リフォームを提案図4−5 ワンストップサービスの業態イメージ中古住宅取得(不動産業務)中古住宅購入希望者窓口リフォーム(設計・施工業務)付随するコンサルティング

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