「長寿命化リフォーム」の提案 Ⅷ
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64[第4章]長寿命化リフォームをビジネスに活かすリフォームの動機を確認する これまで長寿命化リフォームを積極的に進めてこられなかった事業者の方々にとって、いつ、誰に、どのようなタイミングで提案すればよいか、わからないことも多いと思います。 しかし、一般的なリフォームの延長に長寿命化リフォームがあると考え、これまで行ってきた営業方法を拡大・発展させていく方法でも十分対応可能です。 下の表4−3は、これまでに実際に長寿命化リフォームを実施された住まい手の動機を整理したものです。これをみると、老朽化した建物の性能を高めたいとするハード面からの動機と、その家に住む家族構成の変化など、住まい手側の事情を理由にした動機があることがわかります。従来の営業方法を発展させよう さて、次ページから、長寿命化リフォームを提案するターゲットや営業手法として、以下の4つのケースを紹介します。●小工事から長寿命化リフォームにつなげていく●以前、自社でリフォームされたお宅への訪問から、新たな受注を掘り起こす●相談会やセミナー、点検サービス等によって新規顧客を獲得する●「住み替え」「空き家」市場でリフォーム提案の機会をつくる ここに紹介する取り組み例は、皆様がふだん実施されている方法とそう変わらないかと思います。これまでの営業スタイルを発展させる気持ちで、ぜひ長寿命化リフォームに取り組んでください。2 長寿命化リフォームの提案手法「住み続け」「住み替え」それぞれに長寿命化リフォームをすすめやすいタイミングがありますカテゴリ長寿命化リフォームを実施した動機例建物の老朽化●建物の劣化、老朽化●設備機器の老朽化、故障●来客(孫など)が来やすい空間・設備にするため現状性能への不安●地震被害への不安から(耐震リフォーム)●冬の寒さ解消(断熱リフォーム)●段差や暮らしにくい間取りの解消(バリアフリーリフォーム)ライフステージの変化●住まい手の加齢          ●配偶者の死亡●高齢の親の呼び寄せ        ●就職、結婚等による子どもの独立●独立した子ども世帯との再同居(二世帯住宅化)●親の建てた家を子どもが相続し、自己使用するため家族の病気・障害●入院する家族が出たため●障害を持つ家族が出て点検・診断を受けて●リフォーム事業者による住まいの無料点検を受けて●自治体の耐震診断の結果をみて住み替えに際して●住み替えに際し、中古で購入した新居の性能向上のためその他●空き家を住居として再使用するため●建物の一部または全部を賃貸住宅化するため●戸建て住宅をシェアハウスに転用するため●再建築不可物件を住宅として使用するため(スケルトンリフォーム)表4−3 住まい手が長寿命化リフォームを実施する動機例

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