「長寿命化リフォーム」の提案 Ⅷ
59/100

53「住み替え」リフォームのビジネスモデル● 売り手がつくりすぎないことが買い手の住宅に対する愛着を醸成。● 可変性のある間取り、DIY可能な素材・設計の採用等の仕組みによって、  買い手に家づくりの余地を残すことも有効。リフォームビジネスのポイント買取再販価格に100万円分の内装費を組み込み買い手のカスタマイズ志向に応える 〜(株)リビタ 中古住宅の買取再販ビジネスを手掛けるリビタは、8棟目の買取再販物件「西荻窪の家」において、販売価格内に100万円分の改装費用を組み込むという試みを行っています。内装の選定に際しては、セルフビルドを支援する内装材等のセレクトショップである「toolbox」と提携し、豊富な改装メニューを提示して買い手のライフスタイルにあわせた空間づくりをサポートしています。暮らし方にあわせて内装等を自分好みにカスタマイズ可能な「編集可能な“箱”」 買取再販物件は、基本的な住宅性能向上リフォームに加えて、住設機器の更新や、無垢の床材の採用等により、住環境や居住性を向上させて市場に供給しています。 ただし、間取りについては居室ごとの間仕切りを設けず、可変性の高い空間のままにしています。 こうした空間を同社は「編集可能な“箱”」と呼んでおり、買い手が暮らし方に応じて壁や収納等をしつらえたり、内装に手を加えるなど、好みに合った空間へとカスタマイズできる余地をあえて残しているのです。 この事例では、内装コーディネーターとして(株)TOOLBOXと提携しています。同社は内装や外構等の素材やパーツ、職人による工事サービスを提供するウェブショップ「toolbox」を運営しており、内装工事やDIYアイテムの提供を通してその後の家づくりをサポートしています。リビタも購入者向けにtoolboxのアイテムの中からお薦め商品を100種類ほどピックアップし、カスタマイズをサポートしています。 こうした購入時のカスタマイズや継続的なメンテナンスによって、リビタは、買い手に「自ら丁寧に手を入れる暮らし」を実現してほしいと考えています。買い手が自由にカスタマイズできるように、間仕切りを設けずに販売。

元のページ  ../index.html#59

このブックを見る