「長寿命化リフォーム」の提案 Ⅷ
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44[第2章]「住み続け」のための長寿命化リフォーム高い満足感column住宅のフォローだけではなく住まい手の暮らしもフォローすることがビジネスの好循環を生む 自社で施工(新築、リフォーム)した物件について、定期点検等を目的として年に1〜2回程度の頻度で施主の住宅を訪問し、リフォーム工事に関する不具合箇所等を確認することは、多くのリフォーム事業者が行っています。 定期点検により不具合箇所を早期に発見・処置することが可能になることはもちろん、施主とのコミュニケーションを強固なものにして、将来の機器交換や次段階のリフォーム工事の受注につなげているケースも見受けられます。より積極的な事業者ですと、訪問時に将来のリフォーム提案を含む長期修繕計画を示し、いつ、どのようなリフォーム工事が必要か、その概算工事費はいくらくらいになるかを示した提案書を提供している例もあります。 また、工事を請け負った住宅の工事図面や点検記録等の履歴を蓄積する管理業務まで請け負えば、住まい手との関係性も永続化していくことでしょう。このような取り組みは、営業面でも有効なだけでなく、「住まい手の維持管理意識」を高めることにもつながるものであり、非常に有効です。 09ページに整理したように、「長寿命化リフォーム」は「性能向上リフォーム」を行うことにより住宅を長寿命なものにするだけでなく、住まい手にとっては安心・快適・健康的な暮らしを送ることのできる「生活の質の向上」をめざす手段です。 当協議会が行ったヒアリング調査等によれば、長寿命化リフォームを実施した住まい手の「不安が減った」「笑顔が絶えない場所になった」「よく眠れるようになった」といった喜びの声が多く聞かれています(69ページ参照)。 リフォーム事業者は建築の専門家ではありますが、リフォーム後の住まい手の暮らし方について満足な点や不満な点など生の声をていねいに拾い上げることは、実施したリフォーム工事の効果測定としてだけではなく、その後のビジネスにつながることがあります。 その姿勢が親身であればあるほど施主の信頼を得ることにつながり、施主の知り合いの紹介や施主宅の次段階のリフォーム工事受注といったビジネスの好循環を生むことでしょう。図2−2 住宅と暮らしのフォローがビジネスの好循環を生むイメージリフォーム工事の依頼リフォーム工事(新築工事)の実施施主との信頼関係が構築される口コミで知人等に評判がひろがる親身なアフターフォロー住宅住まい手の暮らし回を重ねる

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