「長寿命化リフォーム」の提案 Ⅷ
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39「住み続け」リフォームビジネスの実践ポイント● 住まい手に寄り添い、住まい手が希望する生活を見据えたリフォーム提案が重要です。● 住まい手がリフォームにかけられる資金を見極め、  段階的リフォーム工事を含めた身の丈にあったリフォーム提案が重要です。● 間取り変更を目的とした二世帯住宅化等のリフォームにおいても、  耐久性・耐震性・省エネルギー性・バリアフリー対応等の提案を行い、  長寿命化リフォームによる豊かな生活の提案に心掛けましょう。ここがポイント!二世帯住宅化リフォームの留意点 近年、親子間の見守りや家族間の結び付きの強化、一緒に暮らすことの経済性など、同居にさまざまなメリットが見出され、子ども世代が親世帯と同居する暮らし方が注目されています。 このような二世帯住宅は、その暮らし方や生活動線の分離方法によって、大きく「完全同居型」「完全分離型」「部分共用型」に分かれます(表2−2)。●完全同居型玄関やLDK、水まわりなどの設備機器を二世帯で完全共用するタイプ。既存の住宅を最小のコストで二世帯住宅化リフォームが可能ですが、住まい手のプライバシーの確保が設計上の課題となります。 ●完全分離型1棟の建物を上下階または左右で2戸に分離するタイプ。各世帯のプライベートが守られやすい反面、双方に同じ設備機器を配置するなど、コストの重複が課題といえます。 ●部分共用型玄関や一部の設備機器など、室内の一部分を二世帯で共用するタイプ。建物の広さや各世帯のライフスタイルに応じて共用部分を設定します。表2ー1 二世帯住宅化する際のリフォーム留意点表2ー2 二世帯住宅のタイプ別の概要と特徴タイプ概要特徴完全同居型●親世帯と子世帯がひとつの家族として生活するタイプ。各世帯の寝室などはプライバシー面に配慮した間取りとし、その他のスペースや設備は共用で使用する。●一般的に、1階に二世帯の共用部分である「玄関」「リビング」「キッチン」「浴室」「トイレ」などを配置するが、親世帯、子世帯のどちらかのスペースに、「ミニキッチン」や「トイレ」、「洗面所」、「シャワーブース」等を配置する例もある。●共用の設備等を原則として設けないため、二世帯住宅化リフォームに当たっては、最小限の間取り変更等のレベルで対応可能。●プライバシーの確保、生活費負担の明確化、柔軟な利活用といった面では課題もある。完全分離型●1棟の建物を「上下」あるいは「左右」に分離してそれぞれに個別の住宅として成立する機能を持たせたもの、庭や通路でつないだ2棟タイプのものがある。【左右完全分離型】…1棟の建物を「左右」に完全に分離。玄関を別々に設け、それぞれ独立した住宅としての機能をすべて持つ間取りを有する。【上下完全分離型】…1棟の建物を「上下」に完全に分離。外階段を設け、上階にも専用の玄関を配置する。【完全分離2棟型】…ひとつの敷地に独立した住居を建築。住戸間には庭や通路などを設けて二世帯が行き来する。●各世帯のプライベートが守られやすく、また、光熱費・公共料金等の費用負担が明確化される。●将来の賃貸化など、柔軟な利活用が可能。●設備等が重複するため、工事費・維持管理費等のコストは高くなる。部分共用型●二世帯の住まい方の希望や状況に応じて、設備の一部を共有するタイプ。次の例のように、多様な間取りのプランがあり得る。・ 「玄関」のみ共有型・ 「玄関・浴室」のみ共有型・ 「玄関・浴室・居間」のみ共有型●住宅の規模や各世帯のライフスタイル等にあわせ、共用する範囲について設定が可能。●使い方のルール化の事前調整等が必要。●プライベートの確保、生活費負担の明確化、柔軟な利活用は困難。

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