「長寿命化リフォーム」の提案 Ⅷ
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37「住み続け」リフォームの手順獲得したい性能「住み続け」におけるリフォームのポイント例耐久性能(劣化対策)●あと最低何年使用するかを考慮し、必要な耐久性を検討していく●腐朽、蟻害、老朽などによる基礎や建物構造部分に関する劣化箇所を修繕し、性能向上を図る●屋根や外壁、開口部等の劣化箇所を修繕し、防水性能を高めて雨水の浸入を徹底して排除する耐震性能●耐震性能が十分でない場合、建物の工法や面積に応じた柱・梁・筋交い、耐力壁等を配し、基礎および建物構造部の強度を高める●接合部についても、補強金物等を使用して強度を高める省エネルギー性能●開口部を気密性の高いサッシや遮熱ガラス、二重窓に交換するなどして断熱性能を高める●断熱材の施工・充塡等によって断熱性能を高めるバリアフリー性能●住まい手の年齢や体力に応じたバリアフリー仕様や機器を導入する●現時点で必要ない場合でも、将来を意識し、加齢配慮を心がける維持管理・更新の容易性●床下や小屋裏、配管等の点検口が設けられていなかった場合には、維持管理の容易性を考慮した位置に点検口を設置する●鋼管を使用した給水管を使用している場合は、劣化対策、結露対策、漏水対策のため、さや管ヘッダー方式に交換する住戸面積・間取り●新たな住まい手にとって適正な広さを検討し、必要に応じて増築・減築を検討する●新たな住まい手の家族数やライフスタイルに合った間取りを検討する設備機器●老朽化している設備機器を交換する●現代の生活水準に応じた設備機器を導入する内装●新たな住まい手のライフスタイルに応じた内装を検討していく●家族間の継承を大切にし、建物の歴史や風合い、愛着に応じた内装や仕上げを心がける外観デザイン●周辺環境と調和した仕様やデザインに更新する●築年により外観が陳腐化している場合、外装の性能向上とともに現代的なデザインを獲得する歴史・愛着●建て主が長年培ってきた住宅の歴史を尊重し、後世に引き継いでいけるしつらえ(外観・内装)とする●長期にわたって愛着の持てる住宅となるように、心地よさや思い入れを喚起させるしつらえ(外観・内装)とするその他●自然素材の採用など、居住者の健康に留意された建材・素材等を使用する表2−1 「住み続け」におけるリフォームの視点例 *親子間の承継を想定*朱色部分は特に「住み続け」のためのリフォームにおいて有効な視点

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