「長寿命化リフォーム」の提案 Ⅷ
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32[第1章]ストック型社会における長寿命化リフォームの重要性長寿命化リフォームが行われる主なタイミングとして「住み続け」「住み替え」の2つがあります3 長寿命化リフォームのタイミング多様になってきた日本人の住まい方 高度経済成長時代、多くの日本人の夢は一軒家の持ち家を取得することでした。「住宅すごろく」で例えると、親元から自立して賃貸アパート暮らしがスタートなら、その“上がり”は結婚後、郊外の庭付き一戸建てを購入することでした。 しかし日本人の働き方や暮らし方が多様化した昨今、誰もがこうした考え方を持つわけではなくなっています。概して日本人は持ち家志向が高いといわれますが、1つの家に延々と住み続けるだけでなく、暮らし方に応じて住まいを移るといった住み替えも増えています。 我が国のこれまでの木造住宅の平均寿命は30年程度でした。この程度の期間であれば、住宅は1代限りのものと割り切り、好きな使い方をしてもよかったでしょうが、長寿命化リフォームによって耐久性を獲得した住宅は、リフォーム後も数世代にわたって利活用することが当たり前となります。家のつくり方、使い方、リフォームの仕方についても、おのずと変わってくるといえます。長寿命化リフォームのタイミング類型 長寿命化リフォームは、リフォームを行うユーザーの目的・タイミングから、次の2つに分けられます。(図1−27、表1−11)●「住み続け」のための長寿命化リフォーム●「住み替え」のための長寿命化リフォーム①「住み続け」 住宅の劣化度合いに応じた適時適切なリフォーム工事を実施することにより、長年にわたって住宅に安心・快適・健康に住み続けるための長寿命化を実現するリフォームです。相続などにより親から子に受け継がれる住宅のリフォームもこれに含まれます。②「住み替え」 適正なリフォーム工事を行った既存ストックの流通(流通後にリフォーム工事を実施する場合も含む)を促進させることにより、新たな居住者に社会ストックとしての住宅を住み継ぐための長寿命化を実現するリフォームです。これには、住宅の「売却前」に行われるリフォームと「購入後」に行われるリフォームがあります。● 私たちの住まい方として、1つの住宅に暮らし続ける「住み続け」、  必要に応じて家を移り住んでいく「住み替え」に大別できます。● 長寿命化リフォームのタイミングに応じて、適切なリフォームが  必要になりますが、そのアプローチには差異があります。● 「住み続け」「住み替え」のためのリフォームの動機や目的に応じて、  満足度の高いリフォーム提案が求められます。ここがポイント!

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