「長寿命化リフォーム」の提案 Ⅷ
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13長寿命化リフォームの定義と意義長寿命化リフォームは地球環境にもやさしい手段 住宅・建築物に関連する家庭部門の二酸化炭素(CO2)の排出量は増加傾向にあり、住宅設備の適切な更新を行い、高効率な設備機器に交換することにより、家庭部門におけるCO2排出量の削減に寄与することができます。また、住宅の長寿命化により、建替えに伴う廃棄物の削減が可能であり、これは新たな建材等を生産する際に排出さ長く愛され住み継がれる社会資産 長寿命化リフォームは、約30年で取り壊されている我が国の住宅ストックを75〜95年程度にわたって使用され続けることをめざす手段です。 住宅ストックが長期に使用されるということは、多世代にわたって住み継がれたり、第三者に譲り渡されるなど、住宅が社会資産として大事に使われていくことを意味します。● 長寿命化リフォームは、CO2排出量や廃棄物の削減に効果があります。● 住まいの長寿命化は、その住宅の住まい手だけでなく、  環境や地域社会などに配慮した社会資産の形成につながります。ここがポイント!CO2排出量や廃棄物の削減が可能な長寿命化リフォームは地球環境負荷の低減にもつながるエコロジーな手段です長期に使用できる住宅ストックは、多世代、第三者に住み継がれる社会資産となっていきます④環境負荷への配慮⑤社会資産としての価値創出れるCO2排出量の削減にもつながります。 住宅を長期使用できるようにした長寿命化リフォームは、生涯の住居費負担を軽減するだけでなく、CO2排出量削減や建替えを抑制することによる廃棄物の削減にも効果的であり、地球環境への負荷の軽減にも配慮した手段といえます。 このように、長寿命化リフォームは地球環境にもやさしいエコロジーな手段であり、消費者への啓発を含めリフォーム事業者の積極的な取組みが望まれます。 これからの住宅は、個人の嗜好性に偏りすぎることなく、多様な住まい方に対応できるようにしつらえておくことにより、新築した住まい手だけでなく、次世代にその住宅に住まう人にとっても使いやすい社会資産であることが求められます。 住宅を長期に使用する長寿命化リフォームの時代においては、各地域で培われてきた住宅様式・住文化・歴史を大切にし、地域性・歴史性を生かした社会資産としての家づくりも求められます。

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