「長寿命化リフォーム」の提案 Ⅷ
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12[第1章]ストック型社会における長寿命化リフォームの重要性スケルトンとインフィルに分けて長寿命に 「スケルトン」と呼ばれる構造体と、これらを雨水や湿気等から守る外皮を一体的に長期にわたって生活できる性能を確保することが住宅の長期利用を可能とします。一方で、定期的に更新すべき設備機器や住まい手の好みが反映される内装といった「インフィル」は、必要な時期に交換、改修等を行うことで、ライフスタイルにあわせて住宅を長く使っていくことが可能になります。 これらを長寿命化リフォームにより実施することは、その後の住宅の維持管理やリフォームがしやすくなり、長期的にみると、長寿命化リフォームは、住宅の維持管理コストの低減という経済合理性を備えた手法といえるのです。長寿命化リフォームによる建替え遅延効果 スケルトンリフォームを実施し、その後も適切な維持管理・リフォームを繰り返すことは、30年ごとに繰り返される建替えを遅延させ、生涯の住居費負担を軽減させることにつながります。 ひいては、これまで住宅にかけていたコストを各々の生活を豊かにする活動に充てることが可能になり、住まい手の生活向上やゆとりをつくり出すことに大きく寄与します。● スケルトンリフォームを実施し、その後、インフィルリフォームを適切に  繰り返すことにより、長期での住居費負担が軽減されます。● 住宅にかかるコストの低減は、住まい方を多様化させるなど、  住まい手の生活向上やゆとりをつくり出すことに大きく寄与します。ここがポイント!長寿命化リフォームにより建替えを遅延できるため、住宅にかかるコストを軽減できます③住居費負担の軽減維持管理模様替え・大規模リフォーム図1ー14 長寿命化リフォームと適切な維持管理による住居費負担の軽減イメージ既存住宅長期に利用スケルトンの長寿命化コスト大コスト小コスト中より安心・快適・健康に暮らせる空間より安心・快適・健康に暮らせる空間インフィル(内装および設備)暮らし方に応じて適宜、取り替え・修繕・リフォームを行う※「スケルトン」とは、基礎や柱、梁といった建物の構造体及び屋根・外壁等の外皮をいいます。※「インフィル」とは、住宅内の内装・設備等をいいます。スケルトン(建物の構造体+外皮)長期にわたって生活できることをめざす建物の構造体を守る外皮は劣化しやすいため、定期的なメンテナンスや更新が不可欠となります。スケルトンリフォーム

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