「長寿命化リフォーム」の提案 Ⅷ
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08[第1章]ストック型社会における長寿命化リフォームの重要性③住居費負担の軽減建替えの遅延によって住宅にかかる総コストを軽減でき、ゆとりの増大につなげられる②資産価値の維持・向上①安心・快適・健康的な住まいと暮らし適切な維持管理とリフォーム投資によって資産価値の向上が期待できる長寿命化リフォームにより豊かな生活を実現する④環境負荷への配慮CO2排出量や廃棄物の削減に効果的でありエコロジー面で有効⑤社会資産としての価値創出第三者が住み継ぐ、長期使用できるストックは社会資産ともなる図1ー9 長寿命化リフォームによる効用(ベネフィット)長寿命化リフォームで得られる5つの効用 1つの住宅を長期使用することで、どのような効用が得られると考えられるでしょう。ここでは、03ページの図1−1で示した長寿命化リフォームによる効用(ベネフィット)を5つに分けて詳しく説明します(図1−9)。 まず、住まい手にとっての大きなメリットとして、ライフステージ・ライフスタイルにあわせて最適なリフォームを行うことにより、「①安心・快適・健康的な住まいと暮らし」が得られることが挙げられます。また、長期使用が可能になると、自分たちだけで住まうだけでなく、売買や賃貸などの利活用も可能になるため、「②資産価値の維持・向上」にもつながっていきます。近年では、築年が古くても個々の住宅性能が高く、適切に維持管理されている住宅は、性能向上されていない他の住宅に比べて売却価格が高めに査定されるような市場の環境整備が進められつつあります。 「長寿命化リフォーム」は、リフォームを行うにあたり、スケルトンとインフィルに分類し、スケルトンに長期の耐久性を与えます。その後、インフィルについては修繕やリフォームを重ねて、数世代にわたって使っていくというものです。(詳しくは12ページ参照) このように、スケルトンリフォームを実施した後、インフィル部分の適切な維持管理・更新を繰り返し、ひとつの住宅を長く大切に使っていくことは、「③住居費負担の軽減」につながります。そして、これは多様化している住まい手の生活の質の向上やゆとりの創出につながるのです。 また、住宅の長期使用は建替え抑制につながるため、CO2排出量や廃棄物の削減など「④環境負荷への配慮」という面でも有効な手段といえます。さらに、長寿命化された住宅は、良質なストックとして長期にわたって社会で利活用され続けることから、「⑤社会資産としての価値創出」が期待できるともいえるのです。1-3 長寿命化リフォームがもたらす効用(ベネフィット)住宅の長期使用を可能にする長寿命化リフォームによりさまざまな効用(ベネフィット)が得られます

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