「長寿命化リフォーム」の提案 Ⅶ
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934.住み続け・住み継ぎのリフォーム事例耐 震バリアフリー断 熱劣化対策維持管理【墨田区 I邸】 設計・施工:(合)住まい・まちづくりデザインワークス(東京都新宿区)●建物の築年:1964(昭和39)年●建物:木造2階建てアパート(全6戸)●施工面積/延べ面積:約85.0㎡⇒83.1㎡●工期:約5ヵ月●リフォーム費用:約1,000万円リフォームの動機●賃貸アパートのオーナーだった親族が賃貸経営を止めたため、自己居住用にリフォーム事業者選定の決め手●複数のリフォーム事業者に提案・見積もり依頼したところ、耐震性能の向上や各種補助事業の活用の提案があったため以前の維持管理状況●経営時はアパートとして管理していたが、一部住まいとして改修され、その後空き家になっていたリフォーム概要実現できたこと●木造住宅密集地域における耐震性の向上、防火性能の向上による地域の不燃化への寄与●需要が減退した木造賃貸住宅の「工房+住まい」という新たな住まい方・利用の仕方の実現●施主のセルフビルドによる内装等の仕上げ(漆喰・柿渋塗)の実施実現できなかったこと【コスト面の理由から】●外部との緩衝ゾーン(木格子を外壁面に設置する予定であった)●薪ストーブの設置主な長寿命化リフォーム耐震改修●柱頭柱脚金物、筋交い、合板・PBによる耐力壁補強による耐震性の向上 (基礎は既存のものの状態が良好だったこともあり、それを活用)●耐震改修によりIw値0.17⇒1.0に向上断熱改修●床下、壁、天井への断熱材の敷設●サッシ交換・ペアガラス化バリアフリー改修…劣化対策や維持管理の容易性●腐朽していた土台・大引・根太の修繕●防蟻処理の実施長寿命化リフォームの評価住環境や住まい手の生活の向上面●耐震性、耐火性能、断熱性などの基本性能が向上した長期使用と利活用可能性●性能が向上し、また、「工房+住まい」というこれまでと異なる利用のあり方に対応が可能となるなど、今後も長期にわたって利用がされるようになっている個人や社会の資産となる価値や流動性の付与●施主自らが内装等を仕上げることで、住まい手の愛着が増し、住まい手にとっての価値も向上する●建物全体の雰囲気も、施主の仕上げる内装等により、新しさの中にも古色を残しており、個人の好みではなく、一定の層の趣向にも十分に対応できるものとなっている良好な街並み・景観形成への寄与●耐火性能を向上するため、外壁や建具は基本的に一新されているが、落ち着いた色とすることで、街並みに溶け込む形となっている●また、職住近接の下町の暮らし方も継承するなど、地域の住文化を引き継ぐ利用の仕方がされるようになっているリフォーム概要基本情報

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