「長寿命化リフォーム」の提案 Ⅶ
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88第2章 住まい(居住中・これから住む家)を長寿命化するためのリフォーム第1期工事(青地部分)●専有部分の給水管の変更●点検口の増設●システムキッチン・換気口の更新●シャワー水栓の更新●上記リフォームによる内装の更新(床・壁・天井)●造作家具の追加第2期工事(赤地部分)●居室・LDのサッシ交換(カバー工法)●襖紙の張り替え、戸車の交換、障子の入れ替え、畳表の入れ替え●納戸の照明スイッチの増設  リビング・ダイニングキッチン洋室納戸和室共用廊下バルコニーMBPS風呂玄関水まわりの配管更新【施工前:青線、施工後:赤線】【参考】専用使用権のある共用部分は、区分所有者の行う工事に制約が伴います部位理事会承認の必要な工事届け出が必要な工事承認を要する工事例承認の条件窓共用部分である窓の工事で現在と異なる部材を用いるもの・色彩、形状、位置、防犯・防音性の低下の可能性を確認する●工事業者が出入りする工事については、工事時間、工事内容と業者名を管理組合に届出 ⇒業者の出入りを管理する ⇒工事による予想しがたい影響(例:給水工事によるウオーターハンマー現象)が生じた場合、どの住戸の工事が原因であったかを確認できるようにする●騒音・振動が発生する工事については、他の区分所有者がわかるよう工事期間と工事内容を掲示玄関玄関(扉・枠)の工事で現在と異なる部材を用いるもの・色彩、形状、位置、防犯性の低下の可能性を確認する面格子・ルーバー面格子・ルーバーの工事で現在と異なる部材を用いるもの・色彩、形状、位置、防犯性の低下の可能性を確認するバルコニーバルコニーに物品を固定する工事で、あらかじめ定められた場所への設置(エアコン室外機)でないもの・避難上の支障等がないかを確認する・防水層、排水に悪影響がないかを確認する・躯体にボルト等を打ち込まないか確認する マンションにおいて、通常、窓などの開口部や玄関ドア、面格子・ルーバー、バルコニー等は「共用部分(専用使用権あり)」とされています。区分所有者は専用使用できますが、あくまでも共用部分であり、自由に改変できません。 リフォームなどの際はそのマンションの「管理規約」に従うことになりますが、一般にこうした部位は改変はできず、規約で認められていても理事会の承認が必要なケースがほとんどです。 平成28年3月に改正された「マンション標準管理規約」では、区分所有者の責任と負担で実施することが合理的な工事について、取り扱いを定めることとしています。リフォームの際は、必ず管理組合と相談するようにしましょう。 なお、専有部分の工事であっても、次のような工事については管理組合の承認や報告が必要な場合があるので、ご注意ください。●専有部分の給排水工事●火災感知器等の改修工事● 夜間電力を利用する給湯器など音の発生する設備の設置工事●電気、ガス、電話回線に関連する改修工事 など なお、騒音や振動など、マンションでは戸建て住宅以上に近隣への配慮が不可欠です。工事の事前告知や、共用部での現場作業スペースの最小限化など、他住戸、住民への配慮を怠らないようにしましょう。リビング・ダイニングキッチン洋室納戸和室共用廊下バルコニーMBPS風呂玄関洗面所キッチンPS洗面所和室和室和室・点検口の増設・システムキッチン・換気扇の更新・シャワー水栓の更新・給水管更新の道連れとなる内装(洗面所CF、洗面所・キッチンのクロス及び天井塗装)の更新・造作家具の追加<第2期>・北側洋室、南側和室、リビング・ダイニングの開口部のサッシ交換(カバー工法)・襖紙の張替え、戸車の交換・障子の入れ替え(太鼓張りの建具へと交換)・畳表の張替え・納戸のシーリング照明のスイッチの場所の増設Before*表は国土交通省「マンション標準管理規約『区分所有者が行う工事に対する制限の考え方』」から抜粋

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