「長寿命化リフォーム」の提案 Ⅶ
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774.住み続け・住み継ぎのリフォーム事例耐 震バリアフリー断 熱劣化対策維持管理【東京都杉並区 K邸】 設計:(株)エキップ(東京都港区)●建物の築年:1988(昭和63)年●建物:軽量鉄骨造2階建て●施工面積:162.0㎡/延べ面積:438.0㎡●工期:約4ヵ月●リフォーム費用:2,500万円(設計料別)リフォームの動機●実家の近くに住む長女家族(夫婦+子ども2人)は、そろそろマイホームを持ちたいと考え、新築住宅を得るための土地探しを始めていた●このようなタイミングで、実家で暮らしていた叔父が逝去したため、二世帯住宅であった実家の一世帯分が空き家になることになった●そこで、その一世帯分をリフォームして長女家族が戻ることとした事業者選定の決め手●以前、店舗設計をお願いしたことのある設計事務所に相談し、設計を依頼することになった以前の維持管理状況●とくに工事履歴はないが、一部、改修跡が認められたリフォーム概要実現できたこと●リビングを中心に回遊できる動線を確保し、1階を家族の交流の空間とした(引き戸を閉めれば個室にもなるように設計)●一方、2階は個室や書斎を配置し、プライベートな空間構成と明確に区分することができた●リビングやキッチン、浴室回りはこだわりの素材を用い、居心地のよい空間づくりが実現できた実現できなかったこと●ハウスメーカー施工の軽量鉄骨造住宅であったため、構造に影響を与えるリフォームができず、間取り変更上の制約があった主な長寿命化リフォーム耐震改修…断熱改修…バリアフリー改修●1階の段差解消(居室、浴室、各居室、玄関)劣化対策や維持管理の容易性●給排水管の更新長寿命化リフォームの評価住環境や住まい手の生活の向上面●水回りの動線に配慮してキッチンを使いやすくリフォームし、大きなLDKを中心とした生活空間を確保した。●2階の北側に面した浴室を居室(書斎)に変更する際、窓が小さかったため、天窓を設けることによって明るい“男の隠れ家”に設えた●リフォーム工事の内容を決める際、何度もショールームに通い、リビングの壁に張られる石材やキッチンに使われるタイル等の素材を選び、こだわりのある空間として仕上がった。このようなプロセスを踏んでいるため、大変満足している長期使用と利活用可能性●間取り変更に伴い、二世帯住宅に住む世帯ごとの暮らし方に配慮して、一部、実家との間で面積変更を行い、使いやすさを追求している●構造的な補強工事は行っていないが、配管類を更新したため、耐用年数が延びたと考えられる個人や社会の資産となる価値や流動性の付与●子育て世帯向けとすることで、一般的なプランとなり、将来にわたる当該部分の流通性は向上したと考えられる良好な街並み・景観形成への寄与●これまでの街並み・居住環境は変えていないが、形成されてきた居住環境の維持という面において、十分に効果があると考えられるリフォーム概要基本情報

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