「長寿命化リフォーム」の提案 Ⅶ
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72第2章 住まい(居住中・これから住む家)を長寿命化するためのリフォーム3-5 「中古住宅購入+リフォーム」を支援するローン住宅ローンにリフォーム費用を含めた消費者の利便性の高い一体型ローンが続々登場しています「中古住宅購入+リフォーム」の費用不安 「中古住宅購入+リフォーム」の不安要因の一つに、費用の問題があります。中古住宅であるためにローンがつきにくい、予算・ローンの都合からリフォーム分の費用を捻出できないといった問題に対し、従来のリコース型の住宅ローンの形態ではなく、ノンリコース型のローンが求められています。 ノンリコースローンとは   担保になっている資産以外に債券の取り立てが及ぶことのない非遡及型融資を「ノンリコースローン」と呼びます。日本の住宅ローンでは不動産を担保に取ったうえで、さらに追加の担保や個人の保証を求めるのが一般的ですが、ノンリコースローンの場合は担保割れの状態になっていても他の資産に影響が及ぶことはありません。ただし、利率はリコースローンに比べ割高となります。融資を受ける側には責任範囲が限定されることがメリットとなる反面、融資を行う業者側は担保となる資産に対する正確な評価が求められます。求められるリフォームローンの充実 国土交通省の調査(図3-7)によると、リフォームにおけるローンの利用率は10.2%、1000万円以上の工事でも26%にとどまっています。長寿命化リフォームを行うためには、ある程度まとまった資金が必要になるケースが多く、その普及のためには、使いやすい金融商品の充実が望まれます。 これまで、リフォームローンといえば、新築あるいは中古住宅購入に伴う住宅ローンとは異なり、金利が高く返済期間は短め、融資限度額も低いものが一般的でした(図3-8)。しかし最近ではメガバンクをはじめ、地方銀行、信用金庫などでも中古住宅の購入にあたって「中古住宅購入費用+リフォーム工事費」がセットになった住宅ローンが多く登場しています。 一体型ローンのメリットとしては、リフォーム工事分についても住宅購入ローンと同様の金利が適用されたり、毎月の支払い額が一定であること、何よりローン申請の手間が簡略化され、利用者等の負担が軽減することです(図3-9)。 住宅ローンの代表的なメニューである「フラット35」のリフォーム一体型の概要を、表3-4に記しました。他にも、リフォーム瑕疵保険に加入することなどで金利が優遇されるなど一体型ローン商品も多彩になっており、今後のさらなる商品開発が期待されます。●中古住宅費用とリフォーム費用が一体となったローンは、 手続き面で買い主の負担を軽減します。●一体型ローンはリフォームローンより金利が低めのため、 総支払額のダウンにもつなげられます。ここがポイント!

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