「長寿命化リフォーム」の提案 Ⅶ
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68第2章 住まい(居住中・これから住む家)を長寿命化するためのリフォーム3-3 ワンストップサービスの概要中古住宅購入とリフォーム窓口を一元化し、住宅取得に伴う全ての業務を自社で請け負う窓口を一本化してユーザーの利便性を図る ほんの数年前まで、中古住宅購入者は、中古住宅購入は不動産会社に相談・依頼、リフォームはリフォーム会社にと、個別に実施するのが一般的でした。しかし、中古物件について不動産会社が性能を保証するわけではなく、消費者は知識が十分でないのに自己責任で購入するしかありませんでした。また、住宅購入費用とリフォーム費用の按分等についても、依頼先が別のため、きちんとアドバイスしてもらいにくい状況にありました。 「中古住宅購入+リフォーム」の一体的な提供は、こうした買い主の煩雑な手間を軽減します。建築のプロであるビルダーやリフォーム事業者、専門の検査機関が建物検査を行うことで、中古住宅に対する不安を払拭できます。中古住宅費用とリフォーム費用を一体的に検討できるなど、投資効果の高い住まいの提供にもつながります。 図3-4は、事業者がワンストップサービスを行う場合の業務イメージになります。物件の現状性能を正しく把握する 図3-5が、ワンストップサービスの基本的な事業モデルになります。主に前段が物件取得、後段がリフォームとなりますが、不動産・リフォームの職能を超えた動きが、きめ細やかなサービスとなって買い主である消費者に還元されます。 まず買い主から、予算や手に入れたい住宅の要望等をヒアリングし、それに合致する中古住宅を探していきます。自社に不動産部門があれば情報取得も容易ですが、社内にない場合、近隣の不動産業者と提携し、情報入手に協力してもらいます。 買い主の希望の物件が見つかれば同行して内見に進みますが、その際に重要なのが、建物の現状性能を正しく把握すること。それが後のリフォーム内容につながっていきますし、最終的なコストにも関係するためです。 リフォームプランは、建物調査の情報をもとに計画していきます。買い主の希望を実現する内装や設備プランも重要ですが、その前に、耐久、耐震、断熱、バリアフリーといった、建物の長寿命化に欠かせない住宅性能を適切に付与することが欠かせません。またローン借入額など無理ない資金計画であるかなどのチェックも不可欠です。 買い主がこうした計画や代金等について了解すれば、本契約に移ります。引き渡し後のリレーションも重要 ワンストップサービスで使用する住宅ローンは、リフォーム費用も含む一体型ローンを使うのが一般的です。ローン契約が完了して買い主が物件を取得した後に、リフォーム工事に入ります。 リフォーム工事が無事済んだら引き渡しになりますが、これで業務が完了するわけではありません。以後のアフターサービスもありますし、万一不具合があれば修繕も必要となります。また一連の図書類を一元化して保存・活用する住宅履歴管理も必要です。維持管理や長期修繕計画の提示など、買い主との引き渡し後のコンタクトも重要な業務になります。●ワンストップサービスは、中古住宅購入とリフォームの窓口が 一本化されるため、消費者の負担を軽減できます。●中古住宅の物件探しにおいて、建物調査等も実施することで、 購入希望者に現状性能や必要なリフォームの概要を提示できます。ここがポイント!

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