「長寿命化リフォーム」の提案 Ⅶ
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column52第1章 長寿命化リフォームの概要長寿命化リフォームを実現する上で欠かせない視点 長寿命化リフォームというと、ともすれば耐久性や耐震性、断熱性といった基本的な性能を付与させることと捉えられがちです。しかしこの概念は、単に住宅性能向上を目的とするものではありません。 これからの住宅ストック市場においては、今後、以下の4つの視点を大切にし、常に意識しながら、今後の長寿命化リフォームの促進のあり方について検討を行うことが大切になっていくでしょう。 ①【人】:住まい手の生活を支援する ②【性能】:知識や技術を高める ③【サービス】:ビジネスの範囲を広げる ④【地域】:社会の要請に応える これら4つの視点の関係性を示したのが、右の図になります。 長寿命化に関する知識や技術、商品等をもとに、まず「人」=住まい手に対する提案力を高めていきます(右図の①)。その上で、そのリフォームが地域等にとっても有効なものであるよう(右図の②)、社会性を持った提案であることも、これからのリフォームには大切になっていきます。 住宅を長寿命化させていくと、数世代にわたっての使用が当たり前になるため、使い方や具体的なリフォーム提案も、おのずと長期的な視点が必要になってきます。 これからのビルダーやリフォーム事業者は、単なる設計・施工に留まらず、長期利活用のための企画や提案、売買や住み替え支援、資金や相続相談など、総合的な役割が求められていきます。 日々進化するリフォーム技術や商品を活用し、ぜひ新たなサービスをご提供ください。サービス地域人性能リフォームが必要とされる機会を住まい手の生活や住環境に対する意識を通じて正しく理解するこれからの住宅に不可欠な性能を把握し、必要な技術や商品をお客様に啓発、提案する【住まい手の生活を支援する】【知識や技術を高める】リフォームの知識や技術を生かし、住まい手に還元することでビルダー、リフォーム事業者としての競争力にもつなげる長寿命化リフォームの推進を通じて住まい手への奉仕はもちろん、地域や社会にも貢献する客観性を自社のビジネスの中に備える【ビジネスの範囲を広げる】【社会の要請に応える】4つの視点の関係性

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