「長寿命化リフォーム」の提案 Ⅶ
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148[第4章]ストック時代に向けたこれからのリフォームビジネス長期優良住宅化リフォームの仕様を獲得 既存ストックのリノベーション事業を手掛けるリビタ。戸建て住宅においては、いったんスケルトンにまで解体した後にインスペクションを行い、リフォームで性能向上させます。長期優良住宅化リフォームの性能を基準として仕様を決定したうえで、かし保険付保、フラット35適合などさまざまな付加価値を付けて「HOWS Renovation」ブランドとして再販しています。 リノベーションに際しては、建物をスケルトン化したうえで、基礎や柱、梁の一部を補強・交換するなどし、接合金物も取り付けて耐久、耐震性能を向上させます。省エネ性能についても、断熱改修や省エネ給湯器の採用等により、平成25年省エネ基準以上の性能を確保しています。 長期優良住宅化リフォームのA基準を満たすことで、客観的な性能評価による信頼感と、補助金によるコストダウンに努めます。本ページの事例では横浜市が実施している「住まいのエコリノベーション(省エネ改修)補助制度」の実証住宅にも採択され、同じく補助金を得たことで、工事費用に充当することにつなげられました。居室のワンルーム化、内装の簡素化の理由 一方、間取りや内装については最小限かつ手を入れやすい仕様にしています。これは、住宅本来の性能にコストを掛けるためであることと、住まい手が手を入れる余白を残した可変性の高い住まいを提供したいとの考えに基づくものです。 例えば、多くの壁に合板を使用していますが、これは「そのままでも住め、また手を入れることも可能な仕様」としています。また、床材には無垢のフローリング材を多く採用していますが、これは入居者のセルフメンテナンスによる維持管理や、愛着の醸成を目指しての選択とのことです。 なお同社では、この買取再販事業のひとつとして、販売価格に構造・劣化改修費用を含んだ中古戸建ての販売を2016年から開始しました。買い主は建物のリノベーション前から企画や打ち合わせに参加できるため、より自分たちの要望に添った自在な住まいづくりを実現できます。住宅の耐久性能も含めてのフルリフォームとなるため、安全で高性能、かつ住まい手の思いが反映された戸建て住宅を手に入れる機会になりそうです。1-3 戸建て住宅の買取再販ビジネス自社で買い取った戸建て住宅を、スケルトン化したうえで再販。長期優良住宅化リフォームの性能を付与(株)リビタ(東京都渋谷区)● 中古ではワンストップサービスと買取再販の2本立て● スケルトン化したうえでインスペクションを行い、かし保険  付保、フラット35適合など新築同様の性能を付与● 長期優良住宅化リフォームで資産価値の維持にも配慮リフォームビジネスのポイント

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