「長寿命化リフォーム」の提案 Ⅶ
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144[第4章]ストック時代に向けたこれからのリフォームビジネス適度な断熱性・気密性を備えた住宅に “北海道らしいライフスタイルの実現”をうたう札幌市のスロウルは、住まい手が中古で購入した戸建て住宅を性能向上させるための設計・施工を手掛けています。近年は中古住宅の物件探しもサポートし、簡易インスペクションを行ったうえで必要なリフォームプランを提案する、ワンストップサービスも提供しています。 北海道の厳しい寒さの冬場でも快適に過ごせるよう、同社のリフォームでは何より断熱性・気密性の性能向上を基本としています。道内の住宅は、全般的に断熱性能は高めなものの、十分とは言えない熱交換器や24時間換気システムによる冷気の流入等が多く報告され、また結露も多くみられます。 同社では“ほどほど断熱”“ほどほど気密”を提案し、バランスのよい性能向上を目指しています。ニュータウンの景観向上にも寄与 高度経済成長期、札幌市の郊外や隣接する市町には多くのニュータウンがつくられてきましたが、エリアによっては経年とともに当初の建物が老朽化し、空き家化が進んでいます。これらの中には、北海道住宅供給公社が供給した「北方圏型規格住宅」も多く見られます。 三角屋根が特徴的なこのストックを生かし、同社ではファミリー層を中心とした持ち家指向派やアウトドア指向派を主なターゲットに、北海道らしい暮らしができる住宅を提案しています。コンクリートブロック造の再生には独特のアプローチが必要ですが、この工法ならではの特徴を上手に活かし、建物全体を再生するリノベーションで昔のニュータウンの景観の維持にも努めています。1-2 性能バランスを重視した断熱・気密リフォーム“ほどほど”の断熱性で北海道らしい暮らしを提案(株)スロウル(札幌市清田区)リフォームビジネスのポイント● スケルトン化して耐久・耐震性能を確保● 断熱・気密性を付与して、冬場でも快適な家に● 室内の仕様や内装にも北海道らしさの演出を

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