「長寿命化リフォーム」の提案 Ⅶ
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140[第4章]ストック時代に向けたこれからのリフォームビジネス木造密集住宅の性能向上を 丸山工務店は、戦後すぐから昭和40年代頃までに建てられた旧い木造住宅が密集する東京・江東区に位置します。狭小敷地に建てられた住宅も多く、老朽化に加えて接道の狭さや耐震性能の低さ、災害の懸念、居住者の高齢化、建物の空室化などが問題となっています。 こうした住宅の質を向上させるため、同社では「既存住宅資産化リフォームシステムモデル」を展開。平成21年以来、国交省の「長期優良住宅先導事業」の既存改修部門にも採択されています。地盤状況や耐震性能も極力把握 丸山工務店では、お客様からの問い合わせを受けると現地にうかがい、聞き取り調査の後に現場調査を実施します。主に目視による調査のほか、水平器や鉄筋センサー、シュミットハンマー等を用いて簡易な非破壊検査も実施します。一帯は河川が多く地盤が弱めであるため、地盤についてもチェックします。目視や簡易測定で、建物の傾きや沈下具合、電柱の埋設状態、隣家との関係などを調査するだけでも、ある程度の状態がつかめるとのことです。可能な範囲で耐震性能のチェックにも努めます。 こうした調査やヒアリングをもとに、「現状建物調査チェックシート」や「建物現状の評価表」を作成し、既存建物の現状性能や問題点を明らかにします。チェックシートは各部位ごとに老朽具合等を示し、評価表では建物全体の耐久、耐震、温熱、劣化、維持管理、高齢者配慮、耐火性などについて分析し、示します。図面や点検時の写真も提示することで、お客様に建物の現状を正確に理解してもらいます。 次いで、全体リフォーム計画書と改修プラン(図面)を提示し、居住者にリフォームを提案します。具体的な改善方法について、部位別・優先順位別に、改修内容と費用の目安を提示します。併せて資金計画などファイナンシャル相談も行い、資金が十分でない場合、工事を数回に分けて段階的に実施するなどの提案もしていきます。 こうした打ち合わせを重ねて本契約を交わし、リフォーム工事に入ります。工事後は性能検査を実施し、再度「建物チェックシート」と「建物評価書」を提示し、写真も添えて施工への不安を払拭してもらいます。また引き渡しの際は、各種作成、発行した図面や書類、保証書や写真等をまとめた「住まいの管理カルテ」をお客様に渡し、以後の維持管理に役立てていただきます。1-1 建物調査から始める性能向上リフォーム現状評価に応じたリフォームで性能向上[既存住宅資産化リフォーム](株)丸山工務店(東京都江東区)● 建物調査を行って住宅の状態を正確に把握● 建物性能と予算に応じた性能向上リフォームを実施● 各種図書や写真類を蓄積して安心感を提供リフォームビジネスのポイント1 長寿命化リフォーム ビジネス&サービス

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