「長寿命化リフォーム」の提案 Ⅶ
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1213.空き家のリフォーム・再生事例耐 震バリアフリー断 熱劣化対策維持管理【S邸】 設計・施工:(有)佐藤工務店 一級建築士事務所(埼玉県上尾市)●建物の築年:1971(昭和46)年 ●建物:木造2階建て ●施工面積/延べ面積:約81,15㎡ ●工期:約5ヵ月●リフォーム費用:約1,000万円(うち200万円について長期優良住宅先導事業の補助金を活用)リフォームの動機●事業者が買い取りを求められ、活用方法を検討して事業者選定の決め手●県内の他の工務店の研修の場の提供も目指し、自社で設計施工を行った以前の維持管理状況●リフォーム等は実施されておらず、さらに空き家となり放置されていた●水回り周辺の土台・柱の腐朽や蟻害が進行している状態だった。リフォーム概要実現できたこと●腐朽していた構造材の交換、耐震等級2の確保●外断熱による温熱環境の向上●下屋の形状の変更●内装の更新、自然素材の活用実現できなかったこと…主な長寿命化リフォーム耐震改修●必要壁量の確保、接合部金物設置など●耐震改修により耐震等級2を獲得断熱改修●温熱環境等級4の獲得(Q値:2.7W/㎡K以下、C値:5.0cm/㎡以下を達成)バリアフリー改修●手すりの設置●浴室出入口や階段等の段差の軽減●トイレと特定寝室を同一階に配置劣化対策や維持管理の容易性●防蟻・防腐効果のある材料の選定、薬剤による処理●棟・小屋裏・軒先・床下等の換気の確保、外壁における通気構造の採用長寿命化リフォームの評価住環境や住まい手の生活の向上面● 空き家として放置されており、水回りの土台・柱等の腐食が進んでいた状況がリフォームにより解消され、居住可能な状況となった長期使用と利活用可能性● 立地は住宅需要がある地域で、長期優良住宅としての性能を有するなど、構造や維持管理容易性を含め数世代での利用が見込まれる●下屋の形状も合理的なものとなり、雨漏り等の不具合も発生しにくいようになっている個人や社会の資産となる価値や流動性の付与● 新築同等の性能が付与され、外観デザインも更新されたことから、市場性を十分に有する状態となっている● 内装も自然素材を多く使っており、アトピーやぜんそく等の持病のある人からの需要も高くなると想定される良好な街並み・景観形成への寄与● 外壁はガルバリウム合板となり、屋根も葺き替えられるなど、従前の管理されていない空き家の佇まいが一新され、景観面においても地域にいい影響を与えるものとなっているリフォーム概要基本情報

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