「長寿命化リフォーム」の提案Ⅵ
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833.リフォーム事例とビジネスレポート耐 震バリアフリー断 熱劣化対策維持管理【S邸】 設計・監理:みすゞ設計(長野県飯田市)●建物の築年:1922(大正11)年頃●建物:木造2階建●施工面積:132.8㎡/延べ面積:328.7㎡(従前:327.4㎡)●世帯構成:夫婦(60歳代)●工期:約1年●リフォーム費用:1,558万円リフォームの動機転勤生活をリタイアし、生家に戻ったが、耐震性が不安だった。コストを抑えて改修を提案してくれる事業者と出会えたため、耐震改修とともに、暗さ、寒さ対応もしてもらうこととした事業者選定の決め手奥様の実家の民家の改修を事業者が手掛けており、改修後のきれいになった状態を見て相談することを決めた以前の維持管理状況何回か地元の大工・工務店等が間取り変更等を実施していたが、根本的な解決ではなかったリフォーム概要実現できたこと●ダンパー、パネル設置による耐震性の向上●1階床下の断熱性向上、断熱性の高い複層ガラスへの交換●輻射熱暖房器の設置●トップライト等による日光の室内への導入●間取り変更により夫婦が日常的にいられる、暮らしの中心である「台所・食堂・茶の間」の創出●地域の風景をつくる民家の佇まいの維持実現できなかったこと●特になし主な長寿命化リフォーム耐震改修●ダンパーによる制震、2階等の一部の壁へのパネル設置●IS値0.3→1.01獲得(限界耐力法による)断熱改修●床下断熱、主要開口部ガラスの複層化バリアフリー改修●段差解消、トイレのバリアフリー化・手すり設置等劣化対策や維持管理の容易性特になし長寿命化リフォームの評価住環境や住まい手の生活の向上面●耐震性、断熱性が向上し、住みやすくなっている●広い民家の中で日常的に生活するスペースを形成している長期使用と利活用可能性●建物全体の耐震性と1階の断熱性を向上させ、限られた費用の中で性能向上が図られた●改修後、家を出た子どもたちが代わる代わる家に手伝いに帰るなど、次代に引き継がれ、また、段階的に改修が行われていくことが想定される個人や社会の資産となる価値や流動性の付与●基礎的な性能が確保されたことで、もともと地域の資産であった民家が、更に何代も引き継がれるものと思われる●グリーンツーリズムで農泊としても利用しており、都会の子ども達にも喜ばれている良好な街並み・景観形成への寄与●民家の佇まいは維持され、地域景観資源として貢献されたリフォーム概要基本情報

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