「長寿命化リフォーム」の提案Ⅵ
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72第2章 住まい(居住中・これから住む家)を長寿命化するためのリフォームワンフロアで生活できるように ご両親とお子さんと3世代で長年住まわれていたMさん。しかしご両親が他界し、お子さんも独立してご夫妻だけの生活に。高齢になったことや娘さんの勧めもあり、安全・快適な住まいにリフォームされました。 建物がお2人住まいでは広すぎることから、コンパクトな生活動線にすることと、耐震性の向上やランニングコストの低減、維持管理のしやすさを目指し、2階建てから平屋へと減築しました。 新しい室内の中心部となるのが、ダイニングキッチンと、リビングとしても機能する和室。これらに隣接する形で寝室や水回りがつくられ、短い動線で結ばれています。スペースをゆったりとり、フロアレベルを揃えるなどバリアフリーに配慮しています。 ワンフロアで生活できるようになり、暮らしやすくなったとMさんは喜ばれています。「回遊できる間取りにしたことで生活動線がらくになり、来客があっても扉を閉めれば寝室を通らずにトイレに行けるので気を遣わなくて済みます。引き戸は開き戸より出入りしやすいですし、引き込んで開け放てば隣の部屋と1室のようにつなげられ、部屋を広く使えて便利です」。外観もリフレッシュ この建物は20年前に一度増築していました。リフォームに際しては、比較的築年の浅い増築部分は既存のまま、他は全てスケルトン化して構造補強を行い、耐久性・耐震性の向上を図りました。 減築を機に、建物の外観も和モダン風に。既存の意匠が残る部分と新たなリフォーム箇所との取り合いは、違和感が出ないよう、とくに注意を払って仕上げました。3-4 「住み続け」のためのリフォーム事例④ 子どもの独立を機に 減築でシニア夫婦のための コンパクトな空間に●家族構成の変化(6人⇒2人)に対応したリフォーム●2階建てから平屋へと減築、コンパクトでも機能的に●減築に合わせて建物外観の意匠も向上させた長寿命化リフォームのポイント室内からそのまま出られるバルコニーを新設しています。 住み続け

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