「長寿命化リフォーム」の提案Ⅵ
144/184

138第3章 空き家の利活用と再生のためのリフォーム空きストックで地域活性化を図る 長野市で不動産仲介やリフォーム事業を手掛けるマイルームは、市内外の空きストックを活用し、若い世代を中心とした人たちの流動化を支援しています。現在の活動の中心は、善光寺の門前町エリアを中心とした長野の市街地です。 代表の倉石智典さんは、従来から長野市の観光資源である善光寺の門前町に残されている、工場や店舗、空き蔵や空き問屋等を活かせないかと考えていました。これら空き家物件の多くは放置されていましたが、それを借り主負担でインスペクションやリノベーションを行い、住まいや店舗、イベントスペースなど、さまざまな場として利用するスポットづくりの橋渡し役となっています。これまで毎週末に町歩きや見学会を行い、入居希望者とともに実際の空き家をプランニングし、再生を実現させていく取組みを進めてきました。 こうした空き家への入居者は、県内居住者をはじめ、県外からのUターン者も多いとのこと。手間暇をかけ、オーナーや他物件の入居者等とコミュニケーションをとりながら、自分の拠点をつくっていくことを楽しいと感じている方が多いといいます。今後は郊外の空き家も視野に 長野では近年、ビルのシェアオフィス化が進んでおり、倉石さんは今後は空きビルも対象に加えて、ソーシャルマンション化などの利活用を目指したいと考えています。既に空きビルを改修してのシェアハウスなど、新たな用途による利活用をサポートしています。 また、今後は長野周辺地域でも、高齢者は駅前のマンションへ、若者は郊外の戸建て住宅へといった動きが加速するとされ、郊外の住宅団地に残されている空き戸建て住宅の再販や賃貸等による利活用も進めていきたいと考えています。3-5 空き家再生 ビジネスレポート② 地域の空き家・空き店舗等をリフォーム等で再生、利活用まちづくり活性化に生かす●地域に残る空き家や空きストックを再生●店舗、オフィス、宿泊施設…多彩な利活用提案●地域のまち起こしにも寄与リフォームビジネスのポイント(株)マイルーム(長野県長野市)

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です