「長寿命化リフォーム」の提案Ⅵ
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124第3章 空き家の利活用と再生のためのリフォーム物置代わりの場所を住空間に再生 Nさんご夫婦は長年共働き生活を続けてきましたが、第2子の誕生に伴い、奥様が退職し、それに伴いご主人の生家に引越しすることとなりました。ご両親は健在ですが、敷地内に建つ離れを改修することとしました。 離れの建物は、もともとは住宅として使用されていましたが、一度減築し、客間兼物置となっていました。水回りもトイレのみで、バスルーム等はありませんでした。 そこで水回りの設置・間取り変更とともに、耐震性・断熱性を向上。1階は広々としたLDKと水回りをレイアウト。床には無垢フローリングを配しましたが、キッチン側の一画に畳敷きの小上がりを設けています。水回りはバスルームを新設。トイレと洗面脱衣所、洗濯機置き場は1つにまとめられ、広々安全なバリアフリー空間として機能します。 居室は2階に2間設け、1室をウォークインクロゼット付きの洋室、もう1室を和室に仕上げました。洋室を寝室として使用しています。和室は将来の子ども部屋として機能しそうです。耐震・断熱性能も向上 今回のリフォームは、長年ほとんど使っていなかった建物を住居として再生することが一番の目的でした。そのため間取りや内装に主眼が置かれていますが、同時に耐震性や断熱性能等もきちんと実施されています。 平成元年築の建物ですが、耐震診断による評点が0.7でした。そこで金物や合板を使用して耐力壁を設けたり、基礎を増し打ち(耐力壁の下側のみ)するなどして評点を1.54にまで高めています。 また断熱性能は、外張断熱と充填断熱の組合せで改修しました。3-1 戸建て空き家のリフォーム事例①   親世帯の敷地に建つ   「離れ」を住宅に改修し、   親世帯と子世帯とが隣居●2人目の子どもの誕生を機に、生家に引っ越し●生家の敷地内にある「離れ」を住居として改修●水回りの設置・間取り変更、耐震性・断熱性の向上長寿命化リフォームのポイント物置的存在から、日常生活の送れる住居へと再生。3 リフォーム事例とビジネスレポート

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