「長寿命化リフォーム」の提案Ⅵ
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06第1章 長寿命化リフォームの概要「長寿命化リフォーム」の定義 住宅リフォーム推進協議会が提唱・促進する「長寿命化リフォーム」とは、既存住宅をバランスよく性能向上させることで、●住環境を向上させることで、住まい手の日々の生活の向上を図ること●長期(数世代)にわたって住み続け、住み継が れるストックとして、利活用を可能とすること●個人や社会の資産となる価値と流動性を付与す ること●良好な街並み景観の形成に寄与すること などを実現するリフォームを指します。 長寿命化リフォームの対象は、戸建て住宅をはじめ、集合住宅、賃貸住宅等、全ての住宅ストックに適用される概念です。通常リフォームによる継続的な対応も 「長寿命化リフォーム」は日々のランニングコストを低減させるとともに、建替えの時期を遅延させるなど、長期的にみて高い経済合理性を備えています。また長寿命化リフォームは、一度の実施で完了するものではなく、長期利活用計画に基づいた維持管理等の計画や実施が必要です。時代や住まい方の変化に合わせて、住まい手のライフスタイルやライフステージも刻々と変わるため、継続的に実施するリフォームとの連携も欠かせません。「長期優良住宅化リフォーム」の定義 一方、平成26年より開始された「長期優良住宅化リフォーム」は、主に住宅のハード面について、●インスペクション(建物検査)による、現状性能の確認●上記検査結果に基づき、①劣化対策とともに、②耐久性・耐震性・省エネルギー性等について、国の定める評価基準以上にまで性能向上●リフォーム履歴の蓄積と維持保全計画の作成 といった、具体的な住宅性能獲得のための高度な性能向上リフォームといえます。 また長期優良住宅化リフォームは、目指す住宅性能について「S基準」「A基準」2つの基準が定められています。両者の違いについて 長期優良住宅化リフォームは、主にハード面での合理的なリフォームを行うことによって住宅の長寿命化を図るための、国が認める性能ガイドラインと位置づけられます。 対して長寿命化リフォームは、住宅の性能を向上させるだけでなく、建物を長期にわたって使い続けていくための利活用計画や、愛着を持って暮らせる家にするなど、住まい手の視点に立って総合的に住宅と住まい方の質の向上を推進する概念といえます。 目指す目標性能や進め方に個別性があってよく、例えば住まい手の都合に合わせ、段階的なリフォームによって中長期的に長寿命化を図っていくような弾力性も有しています。 また、近隣や地域の景観への配慮等、ソフト面での性能向上も含めた概念であることも、長寿命化リフォームの特長といえます。1-3 「長寿命化リフォーム」と 「長期優良住宅化リフォーム」長寿命化リフォームは、国の推進する「長期優良住宅化リフォーム」と何が違うのでしょう?

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