「長寿命化リフォーム」の提案Ⅵ
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100第2章 住まい(居住中・これから住む家)を長寿命化するためのリフォームユーザーの心理的負担感を減らす工夫を 長寿命化リフォームというと、高額で大がかりな工事をイメージされるユーザーも多いようです。確かに性能の向上にはそれなりの手間や工期がかかるのが一般的ですが、これがリフォームの遅延や中止につながるとユーザー・事業者ともにメリットがなくなってしまいます。 ユーザーが住まいを長寿命化させる必要性を認識している場合、工事に伴う手間や負担感を軽減することで、リフォームの実施につながることが考えられます。 そこで検討したいのが、手軽で短工期な工法、建材等によるリフォームです。1部位からの実施や短工期のものを 性能向上リフォームの中にも比較的簡便な工法はいくつかあります。 「インナーサッシの取り付け」などはその最たる例で、既存の開口部の内側に内窓を取り付けるだけの後付け工事ですから、住まい手の心理的な障壁も最少で済みます。 このように、耐震性能や省エネルギー性能を手軽に向上させられる工法や商品がメーカー各社から用意されています。101ページの2商品も後付けタイプの工法・商品で、比較的手軽な商材でありながら、本格的な耐震・断熱性能の向上が見込めます。事業者側のメリットも高め こうした手軽な工事のキーワードとしては、「既存の建材や部位に付加」「カバー工法」「外壁からの施工」「居ながらリフォーム」「1部屋/1部位単位での工事」などが挙げられます。 またこうした工事は事業者側にとっても比較的手軽で手離れがよいため、メリットは高いものと考えられます。3-12 長寿命化リフォーム ビジネスレポート⑤後付け工法で簡便に性能向上リフォームを実現居ながら工事で短期施工も可能(株)カネシン(東京都江戸川区)/ケイミュー(株)(大阪市中央区)(株)ウッドワン(広島県廿日市市)●断熱や耐震という長寿命化に欠かせない性能を 手軽に付与させる工法・商品をビジネスに生かす●既存の設備に付加する工法なら短工期で済む●住まい手の負担が少ない居ながら工事も可能リフォームビジネスのポイント

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