「長寿命化リフォーム」の提案 Ⅴ
35/194

29リフォーム技術と手順表2-10 ハード面におけるリフォームポイント例獲得したい性能リフォームのポイント例劣化対策●腐朽、蟻害、老朽などによる基礎や建物構造部分に関する劣化箇所を修繕し、性能向上を図る。●屋根や外壁、開口部等の劣化箇所を修繕し、防水性能を高めて雨水の浸入を徹底して排除する。●床下や小屋裏等の換気を実施することにより、建物の劣化速度を遅らせる。●床下、壁等から点検できるよう、「点検口」を設ける。また収納部等の天井等は開口できるようにし、小屋裏への点検を容易にしておく。●長期にわたり、住宅の構造躯体が使用できるよう、点検、補修、更新を行う。耐震性能●建物の工法や面積に応じた柱・梁・筋交い、耐力壁等を配し、基礎および建物構造部の強度を高める。●接合部についても、補強金物等を使用して強度を高める。●建物自体の軽量化を検討する。省エネルギー性能●熱損失の大きな開口部は、気密性の高いサッシや遮熱ガラスなど高機能な素材・建材への交換、または二重窓にして断熱性能を高める。●断熱材の施工・充塡等によって断熱性能を高める。●適切な換気計画も同時に実施する。●自然エネルギーを利用したシステムや、高効率設備機器を積極採用する。バリアフリー性能●トイレについて、介助や車いす利用のできる広さを確保する(1坪以上目安)●壁等に下地を入れ、将来手すりが必要になった際に簡易に取り付けできるよう配慮しておく。●室内各所の冬場の温度差を排除し、ヒートショックを防ぐ。●通路幅の狭さや段差を解消する。●同一階での生活が送りやすいレイアウトとする。また寝室と水まわり間の動線を極力短くする。●可動間仕切りの採用など、将来のレイアウト変更を容易にしておく。可変性●家族のライフスタイルやライフステージ、将来の家族構成や使用者の変遷、建物の活用目的に応じて間取りを自在に変更できる「可変性」を備える。維持管理・更新の容易性●構造躯体に比べて耐用年数が短い内装・設備について、維持管理(清掃・点検・補修)・更新を容易に行うために必要な措置を講じる。その他●町並みや景観に配慮した外観など、デザイン性能についての向上を試みる。●自然素材の採用など、居住者の健康に留意された建材・素材等を使用する。表2ー11 ソフト面におけるリフォームポイント例獲得したい性能リフォームのポイント例デザイン性能の向上●外観について、資産価値を高め、かつ長く愛着の持てる仕様やデザインに更新する。周囲との調和●周囲の建物や街並みとの調和に配慮する。地域性・歴史性への配慮●地域のもつ気候風土への配慮や、地場材の活用など、長年受け継がれてきた地域性・歴史性を積極的に生かす。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です