「長寿命化リフォーム」の提案 Ⅴ
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169中古住宅・リフォームトータルプラン④ 住宅の質が資産評価に反映されない中古住宅を敬遠する人は、そもそも中古に心理的な抵抗感があるうえに、品質や性能に対する不安を抱えています(図-5)。それらを解消するために、「既存住宅の性能表示」「既存住宅売買瑕疵保険」等の制度がありますが、活用は進んでいません。また、住宅の市場価値が経年で大きく下がるため、消費者が維持管理に対して積極的にならず、住宅の質も向上しないという悪循環も見られます(図-6)。 3) リフォーム市場の課題次に、リフォーム市場における課題として、次の4つを挙げています。① リフォームの依頼先を選ぶのに必要な情報が不足② 工事費用がわかりにくい③ 工事の質に対する不安がある④ 新築と比べて資金を調達しにくい近年、リフォーム工事に関するトラブルの相談は増加傾向にあります(図-7)。契約書を締結していない工事も多く、実際の問題として、消費者が見積りをチェックして価格が妥当かどうか判断するのは容易ではありません。「リフォーム瑕疵保険」や弁護士・建築士による「専門家相談」など、消費者を支援する制度はありますが、その活用が課題となっています。1BP2210n=1440 図-6 住宅の資産価値評価と質の向上に関する課題図-5 中古住宅を購入しない理由図-7 リフォームのトラブルに関する相談件数(不具合あり)の推移※公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター相談統計年報2011

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