「長寿命化リフォーム」の提案 Ⅴ
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146第3章 リフォームビジネスの新たな取り組み新たなビジネスモデルの先行者に学ぶ この項では、長寿命化リフォームに限らず、昨今注目されているリフォームのビジネスモデルを取り上げています。これからのビジネスに欠かせない視点やヒントとなりそうな取り組みを、既に実施している事業者の取り組みをもとに、4つのキーワードにまとめてみました。 いずれのキーワードにも共通するのが「顧客本位」の姿勢。住まい手の立場になり、お客様に寄り添う気持ちから、新たな関係が生まれていくといえそうです。 【注目のビジネスモデル】①住まい手の利用しやすさや安心感にも配慮したメニューの提示 長寿命化リフォームというと、耐久、耐震、省エネ、バリアフリー等の性能をセットで提供するイメージがありますが、必要なリフォーム工事は建物1軒1軒で違ってきます。また、目標性能も一律ではありませんし、1度でなく複数回にわたっての提案も考えられます。 ビジネスモデル①では、性能付与以外に住まい手の都合や事情にも配慮し、リフォームを依頼しやすくするためのビジネスアプローチ例を取り上げています。【注目のビジネスモデル】②中古住宅購入とリフォームをワンストップで提供 中古住宅の購入者は、購入の前後でリフォームを実施することがわかっています。しかしそれを住宅購入者がひとりで対応するのは相当な負担です。そこで、中古住宅購入とリフォームをワンストップで提供するビジネスモデルを取り上げました。また、事業者が中古住宅をいったん購入し、リフォーム後に再度市場に出す「買取再販」もこうしたサービスの一種として、併せて紹介します。【注目のビジネスモデル】③空き家や古民家の再生や利活用をリフォームで支援 増え続ける空き家をどう利活用していくかは、これからの大きな社会問題です。その解決や利活用の推進に、今後リフォーム事業者の存在は欠かせなくなっていくはずです。古民家再生や震災の被災家屋の再生に関する取り組みから、今後リフォーム事業者が果たすべき役割を読み取っていただければと思います。【注目のビジネスモデル】④“ホームドクター”として住まい手との関係を築いていく 住まいの身近なお困りごとの相談から、住まい手との良好な関係をつくっていくことが、将来のリフォームや建替え依頼につながっていきます。 小規模の事業者も「地域密着」や「住まいの町医者」をキーワードに、住まい手の良き相談相手になれるよう、草の根的な啓発活動を行っていってはいかがでしょう。それはやがて営業活動として、新規の依頼につながっていくはずです。2 長寿命化リフォーム推進のための注目のビジネスモデル長寿命化リフォームは、ただ既存の住まいを性能向上させる取り組みだけではありません。実際のリフォーム実施につなげるためには、プランニングのほかにアクションを起こさせるための仕掛けづくりが欠かせません。そんな注目のリフォームビジネスを4つの取り組みとしてご紹介いたします。2-1 昨今注目される4つのビジネスモデル

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