「長寿命化リフォーム」の提案 Ⅴ
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141消費者の住環境や生活意識から考えるこれからのリフォームビジネスのヒント課題④中古住宅は価格面などで魅力的だが、購入に加えてリフォームを実施することを負担に感じている工事の進め方や相談先もよく理解できていないユーザーの負担軽減を 新築住宅に比べて販売価格が安いこともあり、中古住宅を購入し、負担可能な予算の範囲でリフォーム工事を実施したいと考える消費者が、若年世代の一次取得層を中心に増えています。書籍や雑誌、インターネット等の情報媒体により、リフォームやリノベーションに関する情報を目にする機会が多くなったこともあって、中古住宅を購入し、自分好みの空間にリフォームしようと考える消費者も多くなってきました。 しかし、出来合いの住宅を取得することに比べ、リフォームの進め方や工事費用の妥当金額、ローンに係る手続きの仕方がわからないなど、不安を抱く消費者は多く存在します。 こうした不安を軽減・払拭するため、物件探しから売買契約、リフォーム工事の設計・施工、引渡しまでを一貫してサポートする「ワンストップサービス」を提供するビジネスモデルも一般化してきました。 事業者の中には、消費者向けのセミナーや無料相談会を開催し、リフォームのメリットや工事の進め方に関する丁寧でわかりやすい説明を行うことにより、消費者に安心感を与え、成約につなげている事業者もいます。公的サービスの使用で安心感を創出 多くの消費者は、リフォーム事業者から見積書が提示されても、その工事費用が妥当な価格であるかを確かめる術を持っていません。 消費者にとって、リフォームはまだまだ未知の体験であり、不安の多いものです。定額制のリフォーム工事が支持されているのも、リフォーム工事にいくらかかるかわからないという消費者の不安が背景にあります。 そこで、(公財)住宅リフォーム・紛争処理支援センターが提供する「見積チェックサービス」や「住まいるダイヤル」といった、公的な消費者支援サービス機関を活用し、安心感を付与することも、消費者から信頼を得るためには有効な手段と考えられます。 事業者には、中古住宅購入希望者の不安要因を軽減することで、安心して希望する住宅を選択できるような親身のサポート体制を構築することが求められています。1-2 「住み継ぎ」に関する意識とビジネスヒント● 「ワンストップサービス」等によって、  ユーザーの負担を極力減らしていく● 「中古住宅購入+リフォーム」が費用面で新築より  リーズナブルであることをきちんと明示する● 公的な見積チェックサービス等を活用して  安心感の付与に努める対処法

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