「長寿命化リフォーム」の提案 Ⅳ 【リフォーム事例のご紹介】
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本書の位置付けと目的 本書は、「長寿命化リフォーム」の提案Ⅰ ストック時代の新たなビジネスモデル(平成22年9月発行)、「長寿命化リフォーム」の提案Ⅱ【追補版】(平成23年11月発行)、「長寿命化リフォーム」の提案Ⅲ【実践的な事業事例のご紹介】(平成24年10月発行)に続く第4弾のテキストです。 当協議会では、既存住宅を社会資産として長期にわたり活用し続けるために行う、ストック時代にふさわしいリフォームを「長寿命化リフォーム」と呼び、調査・研究を行ってきました。前述のⅠ~Ⅲのテキストは、その概念や進め方、企業や団体の事業モデルの事例を整理してご紹介したものです。 平成24年度に当協議会では、長寿命化リフォームに関して、実際に全国で「長寿命化リフォーム」を行った56の事例に関する調査を実施しました。 住まい手にはリフォームによる効果やメリット等を、事業者にはリフォーム技術等について調査を行いました。 本書では、その調査結果を元に、事例物件の概要や全体的な傾向、また調査した物件の中から特徴的な事例をご紹介します。後半には、参考資料として、事業者の取り組み事例、「既存住宅インスペクション・ガイドライン」の概要、リフォーム減税(所得税投資型)に関する標準的な工事費用相当額に関する資料、ならびに地方公共団体における住宅リフォーム支援制度を掲載いたしました。 ぜひ、長寿命化リフォームを進めていくうえで、考え方の整理に加え、具体的な実践方法のヒントとして、本書を役立てていただければ幸いです。 長寿命化リフォームとは 「住宅をきちんと手入れして、長く大切に使う」。そのためには、単なる設備の交換や内装などの改修に留まらず、住宅を長期に使用可能にするようなリフォームが必要です。 このように、既存住宅を社会資産として、長期にわたり愛着を持って活用し続けるために行う、ストック時代にふさわしいリフォームを「長寿命化リフォーム」と呼びます。 長寿命化リフォームで備えるべき要素や住宅性能 長期優良住宅の認定基準の視点や水準は、既存住宅の長寿命化の観点とも合致するものです。 具体的には「劣化対策」「維持管理・更新の容易性」「可変性」、そのうえで住まい手が長い間、安心・安全、快適に住むことができるように「耐震性」「バリアフリー性能」「省エネルギー性能」といった住宅性能が重要になります。「維持保全計画」や「居住環境」なども大切な要素です。 参照 「長寿命化リフォーム」の提案Ⅰ ストック時代の新たなビジネスモデル p.14~23 参照 「長寿命化リフォーム」の提案Ⅰ ストック時代の新たなビジネスモデル p.25~37 Ⅰ Ⅱ Ⅲ

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