「長寿命化リフォーム」の提案 Ⅳ 【リフォーム事例のご紹介】
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第1章 調査事例の概要 7 <参考1> なぜこれまでリフォームを行わなかったのか 本調査では、築年数が経っていても、過去にリフォームの履歴がない物件が多く見られました。 居住中の戸建住宅(n=25)では、築30年以上(n=16)経っていても、その内38%(n=6)が「過去にリフォーム履歴なし」と回答しています。これらの住まい手の「リフォームを行う前の状況」をみると、「意図的にリフォームを行わなかった」というよりも、「特にリフォームを行う必要性がなかった」「住んでいて特に大きな問題を感じていなかった」という状況が推察されます。 逆に、「リフォームをしようと思った理由」は、子供との同居など「家族構成の変化」や「耐震性への不安」などが挙げられており、大きなきっかけが存在することがうかがわれます。 グラフ3 居住中の住まいの過去のリフォーム履歴の有無(戸建住宅) 48%62%22%52%38%78%0%10%20%30%40%50%60%70%80%90%100%居住中(n=25)(内)築30年以上(n=16)(内)築30年未満(n=9)リフォーム履歴ありリフォーム履歴なし 表1 リフォーム前の住まい手の状況とリフォームしようと思った理由(戸建住宅、居住中、築30年以上) 築年数 リフォーム前の住まい手の状況 リフォームをしようと思った理由 58年 親の代からそのまま住んでいた。 耐震性が不安になった。 43年 配偶者が亡くなり、そのまま住んでいた。 娘と同居することになった。 40年 子供が独立し、そのまま夫婦で住んでいた。 耐震性が不安になった。 35年 子供が独立し、そのまま夫婦で住んでいた。 娘と同居することになった。 34年 親から引き継いだ家で、建替を検討していた。 建物の強度が心配だった。 30年 子供が独立し、そのまま夫婦で住んでいた。 夫婦が暮らしやすい終の住まいにしたい。 <参考2> 坪単価と工事範囲の相関関係 戸建住宅(n=44)に関して、工事範囲に「耐震化」「断熱改修」が含まれているかという観点から、6パターンに分類し、坪単価ごとの割合を示したのが、次のグラフです。 「①耐震化+断熱改修(床・壁・天井・窓すべて)を含むもの」と「④断熱改修のみ(床・壁・天井・窓すべて)を含むもの」が、坪単価が高い物件の割合が高くなる傾向にあります。 グラフ4 耐震化および断熱改修の有無および工事範囲別の坪単価(戸建住宅) 14%0%0%25%0%0%23%0%25%0%0%33%44%14%0%50%50%33%14%72%50%25%50%0%5%14%25%0%0%33%0%20%40%60%80%100%①耐震化+断熱改修(床・壁・天井・窓すべて)(n=22)②耐震化+断熱改修(床・壁・天井・窓のいずれか)(n=7)③耐震化のみ(n=4)④断熱改修のみ(床・壁・天井・窓すべて)(n=4)⑤断熱改修のみ(床・壁・天井・窓のいずれか)(n=4)⑥耐震化、断熱改修なし(n=3)90万円/坪~70~89万円/坪50~69万円/坪30~49万円/坪10~29万円/坪

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