「長寿命化リフォーム」の提案 Ⅳ 【リフォーム事例のご紹介】
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第1章 調査事例の概要 6 2 調査結果 (1)調査事例の全体的な傾向 本調査では、「長寿命化リフォーム」という観点から、耐震性の向上や温熱環境の改善などの住宅性能の向上や劣化対策を工事内容に含む物件を中心に調査を行ったため、工事規模が大きく、工事費も高額な物件が多くなっています。 新築時からあまりリフォームや修繕を行わず、そのまま年月が経過して老朽化が進み、一度に大規模な改修工事を実施した物件が多かったのも、本調査の特徴です。 戸建住宅(n=44)について、過去のリフォーム履歴の有無をたずねたところ、「あり」が43%(n=19)、「なし」が57%(n=25)であり、築30年以上でも47%(n=15/32)が「なし」と回答しています。 「あり」と回答した19件の内訳を見ると、「増築」が42%(n=8)と最も多く、維持管理に関わる「修繕、補修」「屋根・外壁の改修」は、それぞれ26%(n=5)、21%(n=4)となっています。 グラフ1 過去のリフォーム履歴の有無(戸建住宅のみ) 43%40%55%56%25%0%57%60%45%44%75%100%0%10%20%30%40%50%60%70%80%90%100%戸建住宅全体(n=44)築50年~(n=5)築40~49年(n=11)築30~39年(n=16)築20~29年(n=8)築10~19年(n=4)過去にリフォーム履歴あり(n=19)リフォーム履歴なし(n=25) グラフ2 過去にリフォーム履歴がある場合の工事内容(戸建住宅のみ) 42%26%21%21%16%0%5%10%15%20%25%30%35%40%45%増築(n=8)修繕、補修(n=5)屋根・外壁の改修(n=4)内装、間取り変更(n=4)設備の更新(n=3)リフォーム履歴あり(n=19)の内訳(同じ件名で重複回答あり) • 本調査は、耐震性の向上や温熱環境の改善などの住宅性能の向上や劣化対策を工事内容に含む、大規模な物件を中心に調査を行いました。 • 現時点では、計画的に維持管理を行っている住まい手はそれほど多くありません。 • リフォーム市場を拡大するためには、事業者から積極的に、計画的な点検、定期修繕、リフォームの重要性をしっかりと提案して、顧客との長期的な関係を保ち、住まい手が快適に長く住み続けることができるように努めることが重要です。 Point 参照 「長寿命化リフォーム」の提案Ⅰ p15図2、p.36・37住宅履歴情報「いえかるて」 「長寿命化リフォーム」の提案Ⅱ p.10・11長寿命化リフォーム後の維持管理、p.12~19レポート①

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