「長寿命化リフォーム」の提案
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第1章 長寿命化リフォームの要素技術 3 (参考)建築環境・省エネルギー機構の「住まいの健康チェック」 実際の建物検査を行う前に、住まい手が自分で簡単にできる「予備診断」として、一般財団法人建築環境・省エネルギー機構のホームページで提供している「住まいの健康チェック」があります。 (http://www.jsbc.or.jp/CASBEE/health_check/index.html) 日常の生活を振り返りながら質問に回答していくと、ご自宅の健康特性に関する全国平均との比較や、部屋ごとの健康特性等を示してくれます。このようなしくみを使って、まずは、住まい手にご自宅の状況を理解してもらうことも有効です。 2 長寿命化リフォームにおける建物検査(インスペクション)の具体例 長寿命化リフォームにおける建物検査(インスペクション)の具体的な事例の1つとして、北海道R住宅事業者ネットワークが実施している「北海道住宅検査人」による現況調査があります。 北海道では、既存住宅の流通・改修に関して、現況調査、住宅性能の向上、履歴情報の記録・保管、住宅品質表示、瑕疵保険、住宅ローンまで、生活者が「安心して既存住宅の改修ができる」「良質な既存住宅の改修ができる」社会システムの運用・構築に向けた取り組みとして、「北海道R住宅システム」を官民協力のもと、展開しています。 「北海道R住宅システム」においては、一般社団法人北海道建築技術協会の講習を受講し、登録されている「北海道住宅検査人」が、施工業者とは異なる第三者として、目視と検査機器により、 ① 既存住宅の劣化や不具合など現況調査を実施する ② 部位ごとの劣化状況を判定する ③ 評価および改修アドバイスを行う ことを行っています。 これらの現況調査の評価や改修アドバイスは、単なる性能評価にとどまらず、実際にその後の改修計画に反映されることとなり、実際に利用した住まい手からも評価されています。 ・診断によるリフォームで安心感が得られた(50代)。 ・第三者の専門家のチェックは違った見方からの意見をいただき、大変参考になった(50代)。 基礎鉄筋の有無の確認 (鉄筋探査機) 床の傾斜測定(傾斜計) 小屋裏の確認 北海道住宅検査人による現況調査の様子と住まい手の声 ※ 北海道R住宅ホームページより抜粋(http://hokkaido-r.jp/)

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