「長寿命化リフォーム」の提案
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第1章 長寿命化リフォームの要素技術 32 事業事例③ L社(岐阜県) 1 標準図面と現場パトロールで基準どおりの施工を徹底 同社では、大規模改修を行うすべての物件で耐震診断を実施し、必要な耐震補強を行うことを必須としています。 診断にあたっては、一般財団法人建築防災協会の「木造住宅の耐震診断と補強方法 一般診断法による診断の実務」付属のソフトを使用、耐震補強に関しては、筋交いや金物の追加、構造用合板など、広く普及している技術を採用しています。 耐力壁や基礎に関しては、使用する部材やおさまり等について標準化した内容を構造設計図として規定し、すべての設計図書に計画図面等とあわせて製本することで、現場での徹底を図っています。 そのうえで、すべての現場において協力業者と合同の現場パトロールを抜き打ちで実施し、規定どおりの施工がなされているか検査、確認を行っています。現場検査の結果は、毎月開催される協力業者会において報告され、問題点があれば指摘、改善に向けた議論を行います。なお、協力業者会の内容は議事録として出席できなかった業者にも必ず配信されます。 さらに、すべての現場において協力業者の自主検査書と施工写真の提出を義務づけ、基準どおりの施工を徹底しています。 耐震 ■同社は、岐阜県において大規模改修を専門としている会社です。地域的に古民家が多く、伝統工法の古民家再生も得意としています。 ■大規模改修を行うすべての物件で耐震診断を実施。耐震補強においては、筋交いや金物、構造用合板など、広く普及している技術を採用しています。耐力壁や基礎に関して、使用する部材やおさまりについては構造図として規定し、すべての設計図書に添付するとともに、協力業者も含めた現場パトロールで検査を行い、規定どおりの施工を徹底しています。 ■寒暖の差が激しい地域にあり、環境への取り組みを重視する同社では、省エネ(断熱化)に関して、さまざまな技術や工法を積極的に調査、採用。リフォームにおける地中熱換気システムの導入や薪ストーブにも力を入れています。これらの使用する素材や工法についても、基準どおりの施工がなされているか、協力業者と合同での現場パトロールで検査を行い、品質管理を徹底しています。 Point 省エネ・断熱化 耐震

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